その頃東京で起こっていたこととは? 「アーリー90’s トーキョー アートスクアッド」展 | Numero TOKYO
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その頃東京で起こっていたこととは? 「アーリー90’s トーキョー アートスクアッド」展

90年代前半に現れ、現在も国内外で活躍している作家たちに焦点を当て、その時代のアートの実践を可能にしたものが、一体何であったのかを検証する展覧会が、アーツ千代田 3331(東京・末広町)にて開催中。90年代前半、東京では何が起こっていたのだろうか?

会場に、当時、路上で繰り広げられたゲリラ的なアクションの記録写真や、東京のメルクマールとなった展覧会などに出品された作品の再展示によって、ホワイトキューブの展示空間に集まることのなかった作品が一堂に公開される。また、本展調査のためにキュレーター・西原珉が行った関係者へのインタビュー記録、「ザ・ギンブラート」や「新宿少年アート」の記録映像のほか、中ザワヒデキ氏が自身の保有する当時の貴重な資料、一般からの資料受付を行う「90 年代資料室@3331 on progress」も展開。さまざまな角度から当時をアーカイビングし再検証する試みとなるだろう。

八谷和彦『視聴覚交換マシン』サイズ可変, ミクストメディア,1993年, 撮影 黒川未来夫
八谷和彦『視聴覚交換マシン』サイズ可変, ミクストメディア,1993年, 撮影 黒川未来夫

曽根裕『19 番目の彼女の足』映像, 1993 年
曽根裕『19 番目の彼女の足』映像, 1993 年

小沢剛『なすび画廊』ミクストメディア, 制作年不明, 撮影 中村政人
小沢剛『なすび画廊』ミクストメディア, 制作年不明, 撮影 中村政人

宇治野宗輝『Love Arm2』100×70×35cm, ミクストメディア,1995 年 ,撮影 松蔭浩之
宇治野宗輝『Love Arm2』100×70×35cm, ミクストメディア,1995 年 ,撮影 松蔭浩之

記録と記憶の狭間にゆれる 90 年代という時代にあった若きエネルギーと挑戦、その戦略と葛藤といった不定形のかたちをぜひ目撃してほしい。会期は4月29日(水・祝)まで。

※掲載情報は4月6日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

アーツ千代田 3331特別企画展
「アーリー90’s トーキョー アートスクアッド」展

会期/2020年3月18日(水)〜4月29日(水・祝)
会場/アーツ千代田3331 1階 3331 Gallery/地下1階B111
住所/東京都千代田区外神田6丁目11-14
開館時間/12:00〜19:00(最終入場18:30)
料金/800円、前売り券500円
休館日/※4月11日(土) 、4月12日(日)休場。新型コロナウィルス等の感染防止の為、急遽、休場となる場合もございます。詳しくは本展WEBサイトをご確認ください。
URL/90s-archive.3331.jp/

Text:Akane Naniwa

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