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東京スカイツリー®のデザイン監修、彫刻家・澄川喜一の大規模個展

戦後日本の抽象彫刻を牽引してきた作家、澄川喜一の首都圏の公立美術館では初となる大規模個展が、横浜美術館で開催中。「東京スカイツリー®」のデザイン監修など、60年以上の澄川の創作活動の全貌を見せる。

撮影:内海敏晴
撮影:内海敏晴

戦後日本の抽象彫刻のパイオニア、澄川喜一。今なお衰えることのない創作意欲で制作を続け、作家としての活動期間は60年以上にも及ぶ。

東京藝術大学で具象表現の基礎を学んだのち、木や石などの自然素材への深い洞察を持ちながら日本固有の造形美と深く共鳴する抽象彫刻「そりのあるかたち」シリーズを生み出し、現在もこのテーマを追求し続けているという。

『S君』1959年  ブロンズ 33×22×27cm 作家蔵(島根県立石見美術館寄託) ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修
『S君』1959年  ブロンズ 33×22×27cm 作家蔵(島根県立石見美術館寄託) ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修

『そりのあるかたち-1』1978年 欅 135×260×45cm 東京都現代美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修
『そりのあるかたち-1』1978年 欅 135×260×45cm 東京都現代美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影:村井修

『木の群れ』1992年 チーク、槐、黒御影石 196×240×42cm 島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi
『木の群れ』1992年 チーク、槐、黒御影石 196×240×42cm 島根県立美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi

『そりのあるかたち』2018年 杉 215×85×50cm 作家蔵  ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一
『そりのあるかたち』2018年 杉 215×85×50cm 作家蔵  ©Sumikawa Kiichi 撮影:江崎義一

一方で、東京湾アクアライン川崎人工島「風の塔」や、「東京スカイツリー」のデザイン監修など、都市の巨大構造物に関わる仕事でも注目されてきた。澄川の野外彫刻・環境造形の仕事は、全国28都道府県120点以上にも及ぶ。
本展は最新作も含む100点以上の作品で構成。首都圏の公立美術館では初の、創作活動の全貌を紹介する大規模個展をお見逃しなく。

「風の塔」1997年 東京湾アクアライン川崎人工島 撮影:村井修 *デザイン監修
「風の塔」1997年 東京湾アクアライン川崎人工島 撮影:村井修 *デザイン監修

「澄川喜一 そりとむくり」
会期/2020年2月15日(土)~5月24日(日)
会場/横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
観覧料/一般1,500円、大学・高校生900円、中学生600円、小学生以下無料、65才以上1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
時間/10:00〜18:00(入館は17:30まで)、5月の金・土曜は20:00まで(入館は19:30まで)
休館/木曜
TEL/045-221-0300
URL/yokohama.art.museum/special/2020/sumikawakiichi/index.html

Text:Akane Naniwa

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