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さいたまダンス・ラボラトリVol.3公演『明日を探る身体』

©︎ matron
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人を育てるという仕事には休みが無い。世界がどのような状態でも、その中で人が人を育てる営みはずっと続いていく。世界的なパンデミックで様々な業種が自粛をする中でも、若手ダンサーたちを育て、活躍する場を作る試みが続けられている。

国内外の多彩なダンス・プログラムを提案している彩の国さいたま芸術劇場が、若手ダンサーの育成や作品創作を目的として行っている「さいたまダンス・ラボラトリ」も、そうしたものの一つだ。2018年から行われているこのプログラムが、今年も実施される。

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「さいたまダンス・ラボラトリ」は、ダンサー・振付家として世界的な活躍を見せる小㞍健太と湯浅永麻を講師・ナビゲーターとして迎え、毎年多くの応募者の中から選考された受講生が10日~2週間にわたるワークショップに参加。ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)のレパートリーや新作を生み出す試みに挑戦してきた。

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今年度も前回、前々回と同様に小㞍健太と湯浅永麻のナビゲートで集中ワークショップが実施され、3回目の今回はいよいよ劇場にて公演を行う。今期は演劇カンパニー「チェルフィッチュ」を主宰する劇作家・演出家の岡田利規が加わり、湯浅と協働で捜索する新作『私は幾つものナラティヴのバトルフィールド』のワーク・イン・プログレスを披露する。また、ダンサー・振付家として活躍する柿崎麻莉子が若手中堅ダンサーと取り組む新作『Wild flowers』の発展形を発表する。

こういった状況下では、前回と同じ試みを行うのも大変なはずだが、注目度が高いクリエイターとの新たな創作を求めていく姿が意欲的だ。人と人との関係がパンデミックで大きく揺るがされる中、ダンサーたちの肉体が生み出す熱を改めて感じたい。

彩の国さいたま芸術劇場ダンス・ラインナップ 2020-2021
さいたまダンス・ラボラトリ Vol.3 公演
『明日を探る身体』

日時/2021年3月20日(土・祝)、21日(日)15:00開演
会場/彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
チケット料金/一般:2500 円 U-25*:1500 円
*公演時、25 歳以下対象。入場時要身分証明書 ※未就学児入場不可。
チケット取り扱い・問い合わせ/
SAFチケットセンター 0570-064-939(休館⽇を除く 10:00〜19:00)
URL/ https://ticket.aserv.jp/saf/
彩の国さいたま芸術劇場(休館⽇を除く 10:00〜19:00)
埼玉会館(休館⽇を除く 10:00〜19:00)
※新型コロナウイルス感染症の影響により営業時間、公演内容等に変更の可能性がございます。

公演詳細/ https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/90082/
主催・企画・制作/彩の国さいたま芸術劇場(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団)

Text:Reiko Nakamura

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