ファッション界の巨匠・森英恵の足跡を辿る展覧会@水戸 | Numero TOKYO
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ファッション界の巨匠・森英恵の足跡を辿る展覧会@水戸

Illustrated by Tony Viramontes Copyright Tony Viramontes Studio Archive, Courtesy of Dean Rhys Morgan, Works On Paper
Illustrated by Tony Viramontes Copyright Tony Viramontes Studio Archive, Courtesy of Dean Rhys Morgan, Works On Paper

日本のファッションデザイン界のパイオニアで、その名を国内外でよく知られる森英恵。この度茨城県水戸市にある、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて個展を開催。多岐にわたる手仕事の作品を通し、激動の時代をしなやかに切り開いてきた彼女の足跡を紹介する。

戦後の復興期にファッションデザイナーとしてキャリアをスタートさせた森英恵。1965年にニューヨークで初の海外ショー、1977年には東洋人ではじめてのパリ・オートクチュール組合の会員となり、現在に至るまで世界的なファッションデザイナーとしてその名を知られている。

HANAE MORI Haute Couture Collection
HANAE MORI Haute Couture Collection

HANAE MORI Haute Couture Collection 撮影:与田弘志
HANAE MORI Haute Couture Collection 撮影:与田弘志

『蝶々夫人』2002年中国公演 撮影:三好英輔、画像提供:劇団四季
『蝶々夫人』2002年中国公演 撮影:三好英輔、画像提供:劇団四季

本展では半世紀にわたり手がけてきたオートクチュールや映画・舞台の衣裳、ユニフォームなど、多岐にわたる手仕事を紹介。自身を「マダムバタフライ」と称されるほど代表的なモチーフの“蝶”のオートクチュールや、東洋の美意識と西洋的フォルムから生み出されたオートクチュールといった作品のほか、言葉や写真を通して彼女のライフストーリーを辿る展示も。激動の時代を切り開いた一人の女性の姿を、歴史や作品とともに振り返る。展示は2月22日(土)より。

デスク周りに置かれた仕事道具 撮影:渡辺剛
デスク周りに置かれた仕事道具 撮影:渡辺剛

「森英恵 世界にはばたく蝶」
会期/2020年2月22日(土)~5月6日(水)
会場/水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所/茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間/9:30~18:00(入場は17:30まで)
料金/一般900円、前売・団体(20 名以上)700 円
休館日/月曜日、2月25日(火)※ただし2月24日、5月4日(月・祝)は開館
TEL/029-227-8120
URL/www.arttowermito.or.jp/

Text:Akane Naniwa

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