Numero TOKYO最新号にて、こんまり×ローラのスペシャル対談が実現
2020年1月28日(火)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年3月号 特装版の表紙を飾ったローラと近藤麻理恵(こんまり)。モデル・女優として活躍するローラと、“片づけの魔法”を提案するこんまり。異色ながら、ともに影響力のある“時代のアイコン”であるふたりが考える、人生の本当の豊かさとは──。
(以下、本誌より抜粋)
「お片づけは心の整理でもあるんだなって感じたの」(ローラ)
──実際に、片づけを実践してみて、何か感じることはありましたか?
ローラ:「ただ部屋を片づけるだけじゃなくて、お片づけは心の整理でもあるんだなって感じたの。海外と比べたら、日本は昔からお片づけに対してしっかり取り組んでいるイメージはあって、日本の素晴らしさも麻理恵さんのマジックによって世界中に広がっていったことも嬉しいし、リスペクトの気持ちでいっぱいになった。『もっともっと広がっていきますように』って願ってるんだ」
──ローラさんはモデルで、こんまりさんは片づけ。まったく交わらなさそうな二人が共鳴しています。
こんまり:「そうですね(笑)。私は片づけの仕事以外は執筆をしていたりして、比較的家にいることも多いので。まったく違った場所にいても、同じモチベーションによってご縁がつながることもあるんですね。それに今日は、プロフェッショナルの仕事を間近で見られて嬉しかったです。ローラさんはご自身の強みで生きてらっしゃる。写真の完成形が頭の中にあって、ご経験とセンスと感性と、何よりもいいものを作りたいという本物の想いに触れられて感動しました」
ローラ:「なかなかない組み合わせだもんね。着物を着たり、二人で並んで撮影したり。頭の中にあるヴィジョンにすごく近いカタチになったよ」
「自分が何にときめくかを知っておくことが本当の豊かさ」(こんまり)
こんまり:「片づけをすると、『自分が何にときめくか』ということを知ることができます。すると、今すでに持っているものの大切さに気づけたり、これから欲しいものをピンポイントで選べるようになったり。自分の幸せの価値観を知っておくことで、毎日が心豊かに過ごせるようになっていくんです」
ローラ:「すごくシンプルに言えば、自分自身を知ることなんだと思う。ファッションでいえば、自分が本当に好きなスタイルを知ること。どんな服を着るとワクワクしたり、気分が上がるのかを見つけることが大事。それがわからないと、アレもコレもってなっちゃう。それは片づけにもつながること。私自身もすごく時間が
かかったけれど、どんどん気づくことが増えて、自分を知っていくたびに、クローゼットがミニマムになっていったの」
(ここまで、本誌より抜粋)
数年前より地球環境問題や動物愛護などに積極的に取り組んでいるローラと、『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』が190カ国で放映され、世界中で人気を博しているこんまり。いまの時代を象徴するふたりの対談から伝わるのは「自分がときめくもの、共感するものは何かを知ることで人生が豊かになる」という一貫したメッセージと、ふたりの優しさ。「片づけなきゃ……(はぁ)」ではなく「片づけてみようかな!」と思わせてくれる語り口がすでに、読み手の心を軽くしたり不機嫌を鎮めてくれる魔法のよう。対談の続きと、「こんまり流片づけの法則Q&A」はぜひ本誌で!
Text:Chiho Inoue