未公開作品も多数。ソール・ライターの生涯を追う展覧会 | Numero TOKYO
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未公開作品も多数。ソール・ライターの生涯を追う展覧会

ソール・ライター 《薄紅色の傘》 1950年代、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《薄紅色の傘》 1950年代、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation

2017年にBunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家のソール・ライター。今冬同会場にて「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展が開催! 世界初公開となる作品を含む大ボリュームで、ライターの生涯に迫る。

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれた写真家、ソール・ライター。1950年代よりニューヨークでファッション写真家として第一線で活躍し、1980年代に表舞台から姿を消したのちに、2006年に刊行された写真集『Early Color』で世界中に衝撃を与え、現在も多くの人々に影響を与え続けている写真家の一人だ。

ソール・ライター 《帽子》 1960年頃、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《帽子》 1960年頃、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《バス》 2004年頃、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《バス》 2004年頃、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation

約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなくこの世を去り、現在もニューヨークのソール・ライター財団により発掘作業が続いているという。本展では、2017年に開催された日本初の回顧展では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む未公開作品と、豊富な作品資料を公開。89年の生涯の間に生み出したな写真、絵画作品、さらにソール・ライター個人にまつわる日記などといった資料などを見ることができる。ソール・ライターの知られざる一面を紐解き、魅力を再発見する機会となりそうだ。会期は2020年3月8日(日)まで。

ソール・ライター 《レミィ》 1950年頃、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《レミィ》 1950年頃、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation

ソール・ライター 《セルフ・ポートレート》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《セルフ・ポートレート》 1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation

「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」
会期/2020年1月9日(木)〜2020年3月8日(日)
会場/Bunkamura ザ・ミュージアム
住所/東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
時間/10:00〜18:00※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館/1月21日(火)・2月18日(火)のみ休館
料金/一般 1,500円、大学・高校生 1,000円、中学・小学生 700円
URL/www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

Text:Akane Naniwa

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