メリル・ストリープ、『若草物語』出演を監督に直談判!
メリル・ストリープ(Meryl Streep)は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』出演を、グレタ・ガーウィグ監督に要求していたようだ。
ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に発表した小説『若草物語』を原作にした作品の製作に向け、ガーウィグ監督がキャスティング作業を進めている際、メリルが連絡を取ってきたのだという。
『ザ・ヴュー』に出演した際、ガーウィグはこう振り返る。「メリルはこの映画に出るんだと言い切ってきたの。それって、私にとって彼女からの最高の言葉だわ」
マーチおばさんを演じるメリルと昼食の場で同作について話し合ったというガーウィグは、その時の会話をきっかけにフローレンス・ピューとティモシー・シャラメによる1シーンが浮かんだのだそうだ。
「一緒にランチをして、原作に関する多くのことを彼女は口にしていた。彼女はとても聡明な人でしょ。演技だけでなく、話の語り手として。1つのストーリーを伝えるのには何が必要とかね」「それで『当時の女性というものを観客に理解させる必要がある。ただ投票権がなかっただけでも、不動産を所有できなかっただけでもなく、全てがなかったということを。離婚することとなれば、子供がとられるだけでなく、全てを失うのだと』っていうことについてすごい演説をされた」
それをフローレンス演じるエイミー・マーチに使ったそうで、「私はその全演説をほかのキャラクターに渡したようなもの。でも素晴らしい俳優陣との仕事で最高なことは、自分がしようとしていることの理解をさらに深める助けになってくれるというだけでなく、鋭い視点で焦点を抑えてくれるということ」と続けた。