注目の「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」展が熊本に登場! | Numero TOKYO
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注目の「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」展が熊本に登場!

今年夏に京都国立近代美術館で開催されて注目を集めた展覧会「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」が、この冬熊本市現代美術館にて開催。300点を超える大ボリュームで「ドレス・コード」をテーマに、ファッションを多角的に考える。会期は2020年2月23日(日)まで!

COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

社会生活を送るうえで欠かせない、服を着るという行為。さらにファッションは「着る」だけでなく「視る/視られる」もの。時代や地域、社会階層の文化と慣習に結びついた暗黙の「ドレス・コード」ともいえるさまざまな形の規範やルール、そしてそこから生まれる自己と他者とのコミュニケーションに注目した展覧会「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」が熊本市現代美術館にて開催中だ。

夏には京都国立近代美術館にて開催され、大きな話題を集めた同展覧会。本展では京都服飾文化研究財団(KCI)が所蔵する衣装コレクションから精選された約90点を中心に、写真や映像などのアート作品、さらにマンガ、映画、演劇といった現代の表現を加えた300点を超える作品で構成される。

KOCHÉ(クリステル・コーシェ) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
KOCHÉ(クリステル・コーシェ) 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

CAMPBELL’S SOUP COMPANY「ザ・スーパー・ドレス」 1968年 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
CAMPBELL’S SOUP COMPANY「ザ・スーパー・ドレス」 1968年 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

普遍的なスーツや制服、ルイ・ヴィトンやコム デ ギャルソンなどのブランドが手がける最新のスタイルまでといった現代ファッションのさまざまな事例、現代美術作家による表現を取り上げ、着ることの意味を掘り下げる展示。映画、マンガ、演劇などさまざまな分野とファッションの関わりを見せるなど、多彩な内容となっている。

MOSCHINO(ジェレミー・スコット) 2017年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、MOSCHINO S.p.A寄贈、畠山崇撮影
MOSCHINO(ジェレミー・スコット) 2017年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、MOSCHINO S.p.A寄贈、畠山崇撮影

ジェフ・クーンズ×LOUIS VUITTON 2017年 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
ジェフ・クーンズ×LOUIS VUITTON 2017年 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

会期中には、19 世紀のファッション誌の付録についていた着せかえ紙人形を使い、デザインするワークショップのほか、毎週月曜には「ドレス・コード」をテーマに見る映画も上映。会期中、何度でも足を運びたい!

「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」
会期/2019年12月8日(日)〜2020年2月23日(日)
会場/熊本市現代美術館
住所/熊本市中央区上通町 2–3 びぷれす熊日会館 3 階
料金/一般 1,100円、シニア(65 歳以上)900円、学生(高校生以上)600円、中学生以下無料
時間/10:00〜20:00(入場は19:30まで)
休館日/火曜、年末年始(12月29日〜1月3日)、2月12日(水)※ただし2月11日(火・祝)は開館
URL/www.kci.or.jp/dc/

Text:Akane Naniwa

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