『マリッジ・ストーリー』、ゴールデン・グローブ賞で最多ノミネート | Numero TOKYO
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『マリッジ・ストーリー』、ゴールデン・グローブ賞で最多ノミネート

©Bang Media International
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『マリッジ・ストーリー』がゴールデン・グローブ賞で最多の6ノミネートを獲得した。9日(月)に発表されたノミネートで、ノア・バームバック監督による同作品は、映画部門のドラマ部門で作品賞をはじめ、アダム・ドライバーの男優賞、スカーレット・ヨハンソンの女優賞などにノミネートを果たした。

『マリッジ・ストーリー』も候補に挙がった同部門の作品賞は、『アイリッシュマン』『1917 命をかけた伝令』『ジョーカー』『2人のローマ教皇』と、選出5作品中3本がネットフリックス作品となった一方で、ミュージカル/コメディ部門の作品賞をかけては『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が『ジョジョ・ラビット』『ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密』『ロケットマン』『ルディ・レイ・ムーア』がしのぎをけずる。

ドラマ部門女優賞ではスカーレットに並んで、『ハリエット』のシンシア・エリヴォ、『リトル・ウィメン』のシアーシャ・ローナン、『スキャンダル』のシャーリーズ・セロン、『ジュディ 虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガーが候補に挙がっている一方、男優賞ではアダムのほか、『フォードVSフェラーリ』のクリスチャン・ベール、『ペイン・アンド・グローリー』のアントニオ・バンデラス、『ジョーカー』のホアキン・フェニックス、『2人のローマ教皇』のジョナサン・プライスがノミネートされた。

映画部門監督賞においては、『アイリッシュマン』のマーティン・スコセッシ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のクエンティン・タランティーノ、『ジョーカー』のトッド・フィリップスら映画界の巨匠達が、『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノと共に名前を連ねている。

さらにジェニファー・ロペスが『ハスラーズ』で助演女優賞の候補に挙がっている他、『ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密』のダニエル・クレイグ、『ジョジョ・ラビット』のローマン・グリフィン・デイビス、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のレオナルド・ディカプリオ、『ロケットマン』のタロン・エガートン、『ルディ・レイ・ムーア』のエディ・マーフィがミュージカル/コメディ部門男優賞を狙う。

一方テレビ部門では、『ビッグ・リトル・ライズ』『ザ・クラウン』『キリング・イヴ/Killing Eve』『ザ・モーニングショー』『サクセッション』がドラマ部門作品賞候補に挙がっている一方で、『ビッグ・リトル・ライズ』のニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンがジェニファー・アニストン、オリヴィア・コールマン、ジョディ・カマーと並んで主演女優賞に、ブライアン・コックス、キット・ハリントン、ラミ・マレック、トビアス・メンジーズ、ビリー・ポーターがドラマ部門男優賞にノミネートされている。

第77回ゴールデン・グローブ賞式典は来月5日に開催される。

第77回ゴールデン・グローブ賞主なノミネートは以下の通り

映画部門

ドラマ部門 作品賞

『アイリッシュマン』(ネットフリックス)

『マリッジ・ストーリー』(ネットフリックス)

『1917 命をかけた伝令』(ユニバーサル)

『ジョーカー』(ワーナーブラザーズ)

『2人のローマ教皇』(ネットフリックス)

ミュージカル/コメディ部門 作品賞

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(ソニー)

『ジョジョ・ラビット』(フォックス・サーチライト)

『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘r密』(ライオンズゲート)

『ロケットマン』(パラマウント)

『ルディ・レイ・ムーア』(ネットフリックス)

ドラマ部門 男優賞

クリスチャン・ベール 『フォードVSフェラーリ』

アントニオ・バンデラス 『ペイン・アンド・グローリー』

アダム・ドライバー 『マリッジ・ストーリー』

ホアキン・フェニックス 『ジョーカー』

ジョナサン・プライス 『2人のローマ教皇』

ドラマ部門 女優賞

シンシア・エリヴォ 『ハリエット』

スカーレット・ヨハンソン 『マリッジ・ストーリー』

シアーシャ・ローナン 『リトル・ウィメン』

シャーリーズ・セロン 『スキャンダル』

レネー・ゼルウィガー 『ジュディ 虹の彼方に』

ミュージカル/コメディ部門 男優賞

ダニエル・クレイグ 『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

ローマン・グリフィン・デイビス 『ジョジョ・ラビット』

レオナルド・ディカプリオ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

タロン・エガートン 『ロケットマン』

エディ・マーフィ 『ルディ・レイ・ムーア』

ミュージカル/コメディ部門 女優賞

オークワフィナ 『フェアウェル』

アナ・デ・アルマス 『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

ケイト・ブランシェット 『ホエアード・ユー・ゴー、バーナデット』

ビーニー・フェルドスタイン 『ブックスマート』

エマ・トンプソン 『レイト・ナイト 私の素敵なボス』

助演男優賞

トム・ハンクス 『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』

アンソニー・ホプキンス 『2人のローマ教皇』

アル・パチーノ 『アイリッシュマン』

ジョー・ペシ 『アイリッシュマン』

ブラッド・ピット 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

助演女優賞

キャシー・ベイツ 『リチャード・ジュエル』

アネット・べニング 『ザ・レポート』

ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』

ジェニファー・ロペス 『ハスラーズ』

マーゴット・ロビー 『スキャンダル』

監督賞

ポン・ジュノ 『パラサイト 半地下の家族』

サム・メンデス 『1917 命をかけた伝令』

トッド・フィリップス 『ジョーカー』

マーティン・スコセッシ 『アイリッシュマン』

クエンティン・タランティーノ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

脚本賞

ノア・バームバック 『マリッジ・ストーリー』

ボン・ジュノ、ハン・ジヌォン 『パラサイト 半地下の家族』

アンソニー・マッカーテン 『2人のローマ教皇』

クエンティン・タランティーノ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

スティーヴン・ザイリアン 『アイリッシュマン』

 

Photo: bangshowbiz

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