現代アートチーム「目」初の美術館個展@千葉市美術館 | Numero TOKYO
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現代アートチーム「目」初の美術館個展@千葉市美術館

photo by Max Pinckers
photo by Max Pinckers

越後妻有アートトリエンナーレ2015や、さいたまトリエンナーレ2016など、各地の国際芸術祭などでその展開が注目されてきた、現代アートチーム「目」。彼ら自身美術館では初となる個展を、千葉市美術館にて開催。気になるその内容は…?

『景体』制作:2019年 実施場所:森美術館「六本木クロッシング2019」Photo: Takahiro Tsushima
『景体』制作:2019年 実施場所:森美術館「六本木クロッシング2019」Photo: Takahiro Tsushima
これまで、ギャラリーをホテルに仕立て上げたり、展示室に海の景色を作り出したりと空間を大規模に変容させる表現などで、現実世界の不確かさを突きつける作品を展開し、国内外で大きく注目を集める現代アートチーム「目」。美術館では初となる個展「目 非常にはっきりとわからない」が、千葉市美術館にて11月2日(土)よりスタートする。
『たよりない現実、この世界の在りか』制作:2014年 制作場所:東京/資生堂ギャラリー 撮影:加藤健
『たよりない現実、この世界の在りか』制作:2014年 制作場所:東京/資生堂ギャラリー 撮影:加藤健

本展では、目が調査のため千葉を訪れた際に見た「チバニアン(地球磁場逆転地層)」からインスピレーションを得たという。展示物に加え、鑑賞者の動きや気づきを含む千葉市美術館の施設全体の状況をインスタレーション作品として展開。さまざまな状況が集積されてゆく動的な展示空間は、当たり前のようなものとしてどこか見過ごされている現実世界を、新たな感覚で捉え直すきっかけとなりそうだ。

『アクリルガス』 制作:2018
『アクリルガス』 制作:2018

しかし今回、展覧会内容についての事前情報は一切なし。目が仕掛ける、千葉市美術館の空間でしか成立しない作品を目撃して!

「目 非常にはっきりとわからない」
会期/2019年11月2日(土)〜12月28日(土)
会場/千葉市美術館
住所/千葉市中央区中央3-10-8
開館時間/10:00〜18:00、金・土曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
料金/一般1200円(960円)、大学生700円(560円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳をお持ちのかたとその介護者1名は無料 ※()内は前売り・団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金 ※ナイトミュージアム割引:金・土曜の19時以降は大学生無料、一般600円
休館日/月曜(祝日の場合は翌日)
URL/www.ccma-net.jp/

Text:Akane Naniwa

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