テイラー・スウィフトとアンドリュー・ロイド・ウェバー、映画『キャッツ』の音楽でタッグ
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)とアンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)が映画『キャッツ』の音楽を共作した。
ロイド・ウェバーが作曲を手掛けた大人気ミュージカルの映画版でテイラーはボンバルリーナ役での出演、更には挿入歌『ビューティフル・ゴースツ』を提供している。同曲は劇中でフランチェスカ・ヘイワード演じる白猫ヴィクトリアが歌う予定だ。
また、テイラーバージョンの同曲がエンドクレジットで流れるそうで、他にもオールドデュトロノミー役のジュディ・デンチがテイラーとロイド・ウェバーの共作曲の一部を劇中で歌うという。
1939年発表の子供向けの詩集『キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法』を基にしたミュージカルのトム・フーパー監督による映画版について、ロイド・ウェバーはデイリー・メイル紙にこう話す。
「ジュディが『メモリー』を歌った後、30秒間『ビューティフル・ゴースツ』を口ずさむんだ」「絶対に新しい曲を作る必要があると思うってトムに言ったよ。(フランチェスカ演じる)ヴィクトリアが映画の中心だから、彼女のために新曲がどうしても必要だった」「アイディアをメロディーにしてみたんだ」「そしたらテイラーが自分が詞を作ってもいいかって聞いてきた。脚本を見て、彼女は明らかに(原作者の)T・S・エリオットの詩も事前に読んでいたね」「トムがテイラーの詞を見て、正にこれだって」
1981年にロンドンのウエストエンドで初演となった同ミュージカルでは音楽の全権を担当したロイド・ウェバーだが、映画版に関してはプロデューサーのナイル・ロジャースやグレッグ・ウェルズと協力しながら作っていったそうで、「音楽を全部独りでアレンジするといった、まるで30歳の頃の自分に戻るなんて馬鹿げている」と明かしてもいた。
一方のテイラーは同作の準備に「猫の学校」にまで通ったそうだ。「猫を飼っているし本当に大好きだから。一緒に住むことは最上の喜びよ。猫大好きの私だから、映画『キャッツ』の役の誘いが来て、直ぐにやるってなった。これは絶対やらなきゃって、私の猫ちゃんのためにね」「撮影所にある猫の学校に行ったわ。どうやって猫になりきるのかを教えてくれるの。猫って最高よ」