地方芸術祭の注目株! 「岡山芸術交流2019」開幕
岡山市で3年ごとに開催される国際現代美術展「岡山芸術交流」が、2019年11月24日(日)まで開催中。16年に第1回が開催され、そのハイクオリティな内容で注目を集めた美術展の第2回目の開催となる。
第1回が大きな話題を呼び、日本が世界に誇る“アートの聖地”こと瀬戸内エリアの一翼を担う大規模イベントとして、期待が高まる「岡山芸術交流」。歩いて楽しむことをコンセプトに、岡山城・岡山後楽園周辺エリアにおいて徒歩で回れる範囲に展示会場を複数配置。美術館や文化施設などさまざまな場所で、歴史文化とアートの融合を体験できる展示となっている。
アーティスティックディレクターには、世界で活躍する現代美術アーティスト、ピエール・ユイグを迎え、マシュー・バーニーのほか、ジョン・ジェラード、ティノ・セーガル、パメラ・ローゼンクランツ、メリッサ・ダビン&アーロン・ダヴィッドソンらによる、最先端のコンセプチュアルアート作品が集結した。
現代美術アーティストと日本人建築家がデザインした宿泊施設を作っていく連携プロジェクトA&Aでは、リアム・ギリック×マウントフジアーキテクツスタジオ、ジョナサン・モンク×長谷川豪による2棟が10月7日(月)にオープン。作品である宿泊施設に滞在することでアート体験ができるという興味深い企画だ。
「瀬戸内国際芸術祭 2019秋」と合わせて話題を集める「岡山芸術交流2019」。街全体が美術館になったかのように現代アートを楽しめるこの機会を、どうぞお見逃しなく!
岡山芸術交流2019「IF THE SNAKE もし蛇が」
会期/開催中〜2019年11月24日(日)
会場/旧内山下小学校、旧福岡醤油建物、岡山県立天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、岡山城、シネマ・クレール丸の内、林原美術館ほか
開館時間/9:00〜17:00
※入館は16:30まで
料金/一般¥1,800、学生¥1,000、満65歳以上¥1,300
休館日/月
※祝休日は開館、その翌火休館
URL/okayamaartsummit.jp
Text : Akiko Kinoshita