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ファッション業界が注目するアフリカと日本の交流。「FACE. A-Jプロジェクト」とは

新人デザイナーの登竜門、LVMH プライズの今年のグランプリは、南アフリカ出身のテベ・マググが受賞した。ファイナリストにはナイジェリアを拠点とするケネス・イズも選出。共にアフリカの伝統にミレニアル世代ならではの新しい感性を融合させている。欧米勢が中心のモード界で、デムナ・ヴァザリアの出現をきっかけとする東欧・ロシアのフォーカスののち、今、じわじわと話題になってきているのがアフリカなのである。


そうして脚光を浴びつつあるアフリカのファッションやカルチャーに触れることができるチャンスが私たちに到来する。アフリカとアジアのクリエイティブ業界の架け橋となっている「AWA’ TORI」の呼びかけで、アフリカと日本の相互理解と経済発展をめざす「FACE. A-Jプロジェクト」が始動したのだ。

2014年春夏より〈テゲ ユナイテッドアローズ〉を展開し、アフリカの伝統技術やファッション産業のサポートを続けているユナイテッドアローズ社が協賛し、日本のファッションジャーナリズムを牽引し、アフリカにも足繁く通う同社上級顧問の栗野宏文氏がディレクションを担当。皮切りには、「楽天ファッション・ウィーク東京」で10月16日テベ・マググ、ケネス・イズの他、 Sulvam、Writtenafterwardsの山縣良和がディレクションするCOYOTEなど、6組のアフリカ・日本の新進ブランドのプレゼンテーションが行なわれる。加えて、コラージュ作品などを製作しているナイジェリアの写真家・映像アーティストのKadara Enyeasiのインスタレーションや日本とアフリカのファッション業界の持続可能性やコラボレーションの重要性をテーマとするディスカッションも。その後、ナイジェリアで開催される「ラゴス ファッション ウィーク」でもプレゼンテーションが予定されている。

女性蔑視や同性愛禁止など、保守的な思想も根強く残る中、伝統に欧米文化が交錯し、鮮やかな色彩感覚と奔放なエネルギーが炸裂する独自のクリエーションが生まれている。そんなアフリカの今を体感できる「FACE. A-Jプロジェクト」。今後の動向にも要注目だ。

株式会社ユナイテッドアローズ
TEL/0120-011-031

Text:Itoi Kuriyama

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