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サステイナブルなファッションを次世代に。「F_WD」がデビュー

“環境にやさしい明るい未来を築きたい”との思いから、サステイナブルな素材によるものづくりを追求するカルチャーブランド、「F_WD(フォワード)」が2019年秋冬シーズンよりデビューする。

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一見すると、ロゴやメッセージのあしらいが印象的な、今のトレンドに沿ったスポーティなウェア。実はこれ、再生素材などを使用し、環境に配慮した生産プロセスにより生まれたもの。手がけるのは、ルイ・ヴィトンやフェンディ、ジル・サンダーのほか、直近ではオフホワイトのシューズデザインを手がけてきたラファエル・ヨン(Raphael Young)。

デビューしたばかりのブランドだが、イギリスの老舗百貨店「セルフリッジズ」がサステイナブルなイノベーションを起こしている新進デザイナーに贈る“Bright New Things”にノミネートされたほか、世界で100を超える店舗で取り扱いが決定するなど、業界内からは期待が寄せられている。ラファエル本人に、ブランドにかける想いを聞いた。

──まず、靴のデザインに興味をもったきっかけについて教えてください。

「靴職人である叔父の影響が大きいですね。彼が靴を作っている姿を見ているうちに興味を持ち始め、そのことを叔父も知り、積極的に靴作りに誘ってくれました」

──これまでに、名だたるブランドのシューズデザインを手がけてこられましたが、なぜ今自分のブランドを立ち上げようと思ったのですか。

「今の社会の流れを見ていて、社会問題や環境問題について喚起したいと思ったのがきっかけです。自分にとって、ファッションは自分自身を心地よく表現できるものです。今の若い世代にとって、環境保護につながるアクティブなブランドになることを願い、F_WDを立ち上げました」

──アイテムはどのようなプロセスを経て生み出されるのでしょう。

「まずはじめにデザインがあり、それを実現するためのベストな解決方法を考えます。素材については、そもそもエコな素材を提供しているサプライヤー自体がとても少ないので、リサーチにかなりの時間を要します。デザインを犠牲にすることなく、限られた素材やカラー数の中で地球環境に優しいプロダクトを作り出すことは、毎回チャレンジングですね。また、F_WDが使用するリサイクル素材は、サーティフィケーションがあるものを使用しています。ブランドを通して、ファッション業界にエコな素材を紹介してくことも、大事な役割だと思っています」

──ストリートなムードのデザインが、今っぽいですね。

「ストリートウェアは、自分にとって自然とデザインが湧き出てくるテイストです。着心地が良く、動きやすい。これが私にとって未来のウェアなんです。インターネットとスニーカーで育った今の世代にとっては、馴染みのあるものだと思います」

──F_WDが目指すゴールとは?

「まずは良いプロダクトをつくること。そして、服を通して自分が着るものに責任をもつこと伝えていきたいです。よりアクティブで行動的な社会を作っていく原動力になりたいと思っています」

代官山にオープンした話題の新スポット、KASHIYAMA DAIKANYAMAでは2019年秋冬コレクションのポップアップストアがオープン。F_WDのメッセージを運ぶアイテムを、手に取ってみて。

F_WD POP UP STORE
会期/2019年7月9日(火)〜8月18日(日)
場所/KASHIYAMA DAIKANYAMA 2F
住所/東京都渋谷区代官山町14-18
営業時間/11:00〜20:00(MARKETエリアに準ずる) ※毎⽉第1⽉曜は全館休館。
商品購入でF_WDのオリジナルエコバッグ・キーホルダーをプレゼント(なくなり次第終了)。

Interview & Text: Yukiko Shinto

Profile

ラファエル・ヨンRaphael Young 韓国⽣まれ、パリとニューヨーク育ち。「F_WD」クリエイティブディレクター。伝説的な靴職⼈で70年代のアレクサンドル・ナルシーを叔父にもち、幼少期から彼の影響を受けシューズデザインの道へ。YSL、Louis Vuitton、Fendi、Calvin Klein Collection、Paco Rabanne、Jil Sander、OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™などのシューズデザインを⼿掛けてきた。

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