Art / Post
まずは、海にたゆたうクジラのリサーチを通じ、地球規模での命の行方に思いを巡らせるインスタレーションを、空間いっぱいに表現する大小島真木。人間の心にうごめく感情を架空の虫に擬え、標本のように精密な立体作品を生み出す川越ゆりえ。そして、自身の顔や身体の実写映像を合成させ、独特の世界観を映像につくり出す笹岡由梨子の3人だ。
若手女性作家のグループ展「うたう命、うねる心」スタート
笹岡由梨子『Gyro』(2018)ビデオ・インスタレーション
若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」が、東京・青山にあるスパイラルガーデンにて開催中だ。3回目となる本展のテーマは「うたう命、うねる心」。今回参加するアーティストは一体誰?
気鋭の若手女性アーティストを紹介することを目的に、開催されてきた展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」。第3回目は「うたう命、うねる心」をテーマに、3人のアーティストの作品が公開中だ。
大小島真木『鯨の目』(2018) ©Maki Ohkojima Photo by Serge Koutchinsky
川越ゆりえ『嫉妬心の標本』(2015) F50 号 ミクストメディア
心のうねりを携えながらも、生命のダイナミズムを高らかに歌い、未来を歩む力強さを持つ彼女たちの作品。会期は今月23日(火)までなので、ぜひお見逃しなく!
若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.3
「うたう命、うねる心」
会期/2019年7月4日(木)〜7月23日(火)
時間/11:00〜20:00
場所/スパイラルガーデン(スパイラル1F)
住所/東京都港区南青山 5-6-23
TEL/03-3498-1171
URL/www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/aaa3
Text:Akane Naniwa