アニエスベー ギャラリー ブティックにて写真家・伊丹豪のトークショーが開催 | Numero TOKYO
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アニエスベー ギャラリー ブティックにて写真家・伊丹豪によるトークショーが開催

現在アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b galerie boutique)で開催中の伊丹豪による写真展“ENTAILMENTS JOURNEY”。1976年生まれの写真家である伊丹が、写真史に対する自分のポジショニングを強く意識し、作品制作と切っても切れない「私」について考察している本展にて、トークショーが開催されることとなった。

伊丹本人と彫刻家の冨井大祐、『美術手帖』編集長の岩渕貞哉の3名が登壇するトークショーの開催は7月7日(日)。テクノロジーの進化によって変化を続ける”写真”に対して、伊丹自身がどのように向き合っているのか、展示作品についての解説を行い、それぞれの立場からの意見を交わす貴重な機会となる。

また、トークショー開催時間内に関連商品を購入した方へのサイン会が実施され、来廊者全員にドリンクが振舞われるほか、写真展開催を記念したスペシャルTシャツ(S・M・Lサイズ展開で各4,500円)も同日から数量限定で販売される予定。

展覧会のタイトル “ENTAILMENTS JOURNEY”とは、1971年に出版された荒木経惟『センチメンタルな旅』のアナグラムであり、当時の荒木への宣言、その後の写真への「私」の導入なども踏まえて現代社会や写真を写すという行為への疑いを含んだ伊丹なりの回答。

「極めて現実に近い複製は、最も現実から遠い、まったく違う何かである」「現代的なテクノロジーを理解し、今ある技術や、手法、カメラやソフトを含め使用し、自分はこう撮るのだと、私と写真を切り離さず、私を引き受けたうえで写真を撮ることは、当時の写真家の宣言と同じことにならないだろうか」と伊丹は言う。そしてその通り、本展では過去にないほどの精度で、誰もが見たことのあるようなものが見たことのない見え方で、写真として提示されている。

伊丹豪×冨井大祐×岩渕貞哉トークショー
日時/2019年7月7日(日) 14:00~16:00
会場/アニエスベー ギャラリー ブティック
入場料/無料

ENTAILMENTS JOURNEY展
会期/開催中~7月21日(日)
会場/アニエスベー ギャラリー ブティック
住所/東京都港区南青山5-7-25ラ・フルール南青山
回廊時間/13:30~18:30 (月休)
入場料/無料
www.agnesbgalerieboutique.jp

Text: Chiho inoue

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