『リング』から20年。最新作『貞子』は「撮ったら呪われる」! | Numero TOKYO
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『リング』から20年。最新作『貞子』は「撮ったら呪われる」!

VHSを再生したら、古井戸から貞子の怨霊が現れ、画面を越えて見たものを呪う——。 ショッキングな映像とともに、日本中を震え上がらせた映画『リング』(1998年)。ジャパニーズホラーの代表作となったこの作品を監督した中田秀夫が、2019年5月24日(金)公開の最新作『貞子』では現代社会を背景に、最恐のホラーを描く。

ヒロインは総合病院に勤務する心理カウンセラーの秋川茉優(池田エライザ)。最近の悩みは、回復傾向だった患者の倉橋雅美(佐藤仁美)から執拗に食事に誘われること。精神科医の藤井稔(桐山漣)からは、倉橋の行動に気をつけるように忠告されていた。

ある日、警察に保護された記憶障害の少女(姫嶋ひめか)が入院してくる。その少女は、祖父江初子(ともさかりえ)が人知れず産み育てていた無戸籍の子であり、初子は1週間前に自分が住む公営住宅に放火し死亡。そして茉優は、その少女がある特殊能力をもっていることを知る。

一方、茉優の弟・和真(清水尋也)は、売れっ子動画クリエイターを目指し動画投稿サイトに「やってみた」系のバラエティ動画を投稿していた。しかし、最近はアクセス数が激減傾向。サポートしてくれるウェブマーケティング会社の社員・石田祐介(塚本高史)の反対を押し切り、初子が放火した団地の火災跡地に潜入して肝試し動画を撮影する。動画はアップされたものの、警察からの厳重注意で動画も削除され、その後和真は消息を絶つ。弟を心配した茉優が、動画を探し出して再生してみると、そこに映っていたものは——。

誰もが気軽に発信者になれるSNS時代。「見たら呪われる」から「撮ったら呪われる」へ。パワーアップした2019年版の恐怖を体験してみて。

『貞子』

出演/池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山漣、ともさかりえ、佐藤仁美
※桐山漣の漣は「さんずいに連(しんにょうの点が1つ)」が正式表記
原作/鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督/中田秀夫
URL/sadako-movie.jp/
2019年5月24日(金)ロードショー

©2019「貞子」製作委員会

 

Text: Miho Matsuda

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