ザ・リッツ・カールトン 大阪でミシュランスターシェフが夢の共演! | Numero TOKYO
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ザ・リッツ・カールトン 大阪でミシュランスターシェフが夢の共演!

ラグジュアリーホテルブランド「ザ・リッツ・カールトン」が誇る、ミシュランの星付きシェフ、ミクソロジスト、パティシエが、アジアを代表するグルメシティ4都市に集結した五感を通して楽しめる食の祭典「Stellar Dining Series『星の饗宴』by The Ritz-Carlton」。日本では「ザ・リッツ・カールトン 大阪」を舞台に3日間限定でさまざまなダイニングイベントが開催された。

Stellar Dining Series『星の饗宴』
by The Ritz-Carlton
in Osaka

「ステラ ダイニングシリーズ」は、その名の通り“星”をテーマにしたグルメジャーニー。2018年11月〜12月にシンガポールを皮切りに初開催され、大阪、香港、北京と4都市を巡回。日本では「ザ・リッツ・カールトン 大阪」を舞台に、同ホテルのフランス料理「ラ・べ」、中国料理「香桃」、「天ぷら 花筐」、「ザ・バー」や、「ザ・リッツ・カールトン」国内外からも参加。ランチやディナーでスペシャルメニューが振る舞われたほか、チョコレートワークショップやカクテルセミナーなど、3日間限定でさまざまなダイニングイベントが行われ、美食家たちを魅了した。

イベント開催前夜には、タイトルにもある惑星をイメージしたフォトブースやディナー会場が設けられ、一流シェフたちによる和洋中を織り交ぜた傑作料理の数々をスペシャルコースとして一足先にお披露目。

ミクソロジスト、ダニエル・カンと「Asprey」のカクテル・トローリー
ミクソロジスト、ダニエル・カンと「Asprey」のカクテル・トローリー

まずはミクソロジストのダニエル・カンが、大阪で初お目見えした英国ブランド「Asprey(アスプレイ)」のカクテル・トローリーとともに登壇。ザ・リッツ・カールトンのために手がけられたこのトローリーは、カクテル黄金期と言われる1920-30年代を反映したグラマラスなアール・デコ調のデザインが特徴。

ウェルカムドリンクには、山梨の純米大吟醸、オレンジや柑橘香るベルモット、京都発のジャパニーズクラフトジン「季の美」を使い、マティーニグラスを檜の枡にセットして最後にレモンの香りを添えたマティーニ“レモンツリー”が振る舞われた。爽やかな味わいと和の香りを感じながらスペシャルイベントの幕開け。

鯵のマリネ キュウリのヴィネグレット キャビア
鯵のマリネ キュウリのヴィネグレット キャビア

一品目は、フランス料理「ラ・べ」で料理長を務めるクリストフ・ジベールによる鯵のマリネ。鯵とキャビアといった海の幸に、酸味の効いたヴィネグレットやクリーミーなフランが程よく合わさった絶妙な味わい。南仏で10年間、新鮮な魚介を使った料理のテクニックを学んだ経験を持つシェフならでは。ペアリングは“Ritz”オリジナルのシャンパーニュ。

蒸鮑と大根 和風コンソメあんかけ
蒸鮑と大根 和風コンソメあんかけ

「天ぷら 花筐」シェフ、深名健による鮑と大根の天ぷらは、鮑の驚くほどの柔らかさと凝縮された旨味に惚れ込む一皿。鰹節とビーフコンソメを合わせて丁寧に作られたあんかけが、食材本来の旨味をさらに引き立てる。ペアリングには、大阪府交野市に酒造を構える大門酒造の「DAIMON」シリーズより、45純米大吟醸酒「大門」を。

北海道ホタテのスパイシーソース なすの詰物 海老のペースト
北海道ホタテのスパイシーソース なすの詰物 海老のペースト

「ザ・リッツ・カールトン ミレニア シンガポール」の広東料理「Summer Pavilion(サマーパビリオン)」で料理長を務める、チェン・シウ・コンによる北海道ホタテのスパイシーソース。噛むほどに広がるホタテの甘味にソースで輪郭をつけた上品で優しい味わい。花を添えたどこか可憐な盛り付けにもうっとり。

スチームブルーロブスター 洋梨 トンカ豆 フィンガーライム
スチームブルーロブスター 洋梨 トンカ豆 フィンガーライム

2016年から4年連続でミシュラン一つ星を獲得している「ザ・リッツ・カールトン 東京」のモダンフレンチレストラン「Azure 45(アジュール フォーティーファイブ)」の料理長、宮崎慎太郎が手がけたのは、スチームブルーロブスター。ぷりぷりの食感がたまらないロブスターに、赤ワインと洋梨、同じく赤ワインとオマール海老の出汁を効かせた風味豊かなソースが2種類。別名“森のキャビア”とも呼ばれるプチプチ弾けるフィンガーライムをかけた、コクと酸味のバランスが妙味。

近江牛フィレ肉紫蘇巻 トリュフ塩
近江牛フィレ肉紫蘇巻 トリュフ塩

「ザ・リッツ・カールトン 京都」の「天ぷら 水暉」の料理長、藤本健治が披露したのは、近江牛フィレ肉紫蘇巻。日本の秋の庭を感じさせる美しいビジュアルは、目にも美味しい一皿。レアに揚げられた牛フィレが、紫蘇とトリュフ塩の香りとマッチ。カブの天ぷらはみずみずしさを残した柔らかな仕上がり。

スジアラの広東風 生姜 大蒜 玉葱 チャイニーズケール
スジアラの広東風 生姜 大蒜 玉葱 チャイニーズケール

最後のメインディッシュは、中国料理「香桃」料理長のピーター・チョンによるスジアラの広東風。ふっくらと蒸された白身魚に出汁を注ぐと、オニオンフライの香ばしさ、にんにくや生姜がふわっと香り立ち身も心も温まる。

コスミックチョコレート
コスミックチョコレート

コースのラストを飾ったのは、数々の受賞歴を誇るパティシエ、細川雅正によるコスミックチョコレート。鮮やかなピンクのムースの正体は赤紫蘇。ボール状のチョコレートにジンジャーが効いた温かい林檎ソースを注ぐと、チョコレートが溶けて中から林檎のコンポートが。冷と温、酸味と甘味という対極にある感覚を一度に味わうことができる。

ザ・リッツ・カールトン 東京「Azure 45」料理長 宮崎慎太郎、ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポール「Summer Pavilion」料理長 チェン・シウ・コン、ザ・リッツ・カールトン 大阪「ラ・べ」料理長 クリストフ・ジベールら
ザ・リッツ・カールトン 東京「Azure 45」料理長 宮崎慎太郎、ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポール「Summer Pavilion」料理長 チェン・シウ・コン、ザ・リッツ・カールトン 大阪「ラ・べ」料理長 クリストフ・ジベールら

多彩で傑出したレストランやバーを誇る「ザ・リッツ・カールトン」だからこそできるこのスペシャルな試み。他では体験できないトップクラスのシェフたちの共演に、今後の開催にも期待が高まる。

Stellar Dining Series『星の饗宴』by The Ritz-Carlton
URL/www.ritzcarlton-stellardining.com

ザ・リッツ・カールトン大阪
TEL/06-6343-7020
URL/www.ritz-carlton.co.jp

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Photos & Text : Kefa Cheong

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