毎日4時間だけ現れる空間。ピアニスト・向井山朋子展
オランダ・アムステルダムに拠点を置くアーティスト、向井山朋子による展覧会「ピアニスト」が、2019年2月5日(火)より、東京・銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。会場はピアノのパフォーマンスを中心に、毎日4時間だけオープンする。
ピアニストとして国際的に活躍するほか、近年では自ら振付や演出を行う舞台作品やアートインスタレーションの発表も行うなど、幅広い分野で才能を発揮する向井山朋子。その作品は、たった一人の観客のためのコンサートや、舞台上に鑑賞者が上がることで成立するパフォーマンスなど、従来の形式にとらわれない表現を追求している。
今回、銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催される展覧会「ピアニスト」は、毎日約50〜120分ずつ行われるピアノのパフォーマンスを中心に、その前後1時間をふくめた計4時間のみオープン。展覧会は立春のころ2月5日(火)より始まり、日々1時間ずつの時差を伴いながら、いつもとは違う時間を演出させる。
コンサートホールでも劇場でもない、アートギャラリーを舞台に生まれるピアニストと鑑賞者が交差する時間と空間。向井山の言葉の通り、「開かれており、無防備で、可能性に満ちた作品のパートナー」として、わたしたち鑑賞者も作品の一部となるだろう。パフォーマンス、開場時間はウェブサイトにて要チェックを。
「ピアニスト」 向井山朋子展
会期/2019年2月5日(火)〜2月28日(木)
会場/銀座メゾンエルメス フォーラム
住所/東京都中央区銀座 5-4-1 8階
時間/日ごとに異なるため、詳細はウェブサイトにて
TEL/03-3569-3300
URL/www.maisonhermes.jp/ginza/
Text:Akane Naniwa