前澤友作氏の所蔵作品も! ロバート・インディアナ追悼展
2018年5月に惜しまれつつこの世を去ったポップアートの巨匠、アメリカ人アーティスト、ロバート・インディアナの追悼展が、代官山ヒルサイドテラスにて2018年12月2日(日)まで開催されている。
ロバート・インディアナは1960年から70年代に台頭したポップ・アートの巨匠であるアメリカ人アーティストだ。今年5月に逝去したインディアナの追悼展が「LOVE&PEACE」と題され代官山にて開かれる。開催元の現代芸術振興財団は、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの社長、前澤友作氏が現代アートのさらなる普及を目指して設立。本展では同氏の所有するコレクションも展示される。
インディアナの作品のなかでも有名なのが、「O」の字を傾けた「LOVE」の立体作品。アメリカのポップカルチャーやポップアートのシンボルとして、よく知られたものとなっている。
インディアナが「私は画家のなかの画家であるだけでなく、人々のための画家でありたい」と述べているように、作品制作の背後には愛と平和への願いがある。
今でも大きな影響力を持ち続け、平和を謳い続けるインディアナのアート。人種や異なる価値観同士の争いが続く現代だからこそ、足を運ぶ価値は大きいだろう。
「LOVE&PEACE ロバート・インディアナ追悼展」
会期/2018年11月27日(火)~ 2018年12月2日(日)
会場/代官山ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム
住所/東京都渋谷区猿楽町18-8
入場料/無料
時間/11:00~19:00 ※最終日のみ17:00閉館
TEL/03-6441-3264
URL/gendai-art.org/robertindiana/
(同時開催イベント)
「CAF賞2018 入選作品展覧会」 ※同会期、同会場
2018年11月27日(火)~12月2日(日)
URL/gendai-art.org/caf5/entry/
現代芸術振興財団が主催する、若手アーティスト育成を目的とした現代芸術作品のアートアワード「CAF賞」。2018年の入選作品を展示すると同時に最終審査を行い、各受賞作品を発表する。
(関連プログラム)
トーク「ラブ&ピース&カタストロフと美術のちから」
近藤健一(森美術館)×手塚美和子(本展キュレーター)
11月29日(木)19:15〜2015
会場/代官山ヒルサイドフォーラム(本展会場)
参加/予約不要、参加無料
現在、森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから」展キュレーターの近藤健一氏をお招きし、本展キュレーターの手塚美和子とのトークイベントを開催。「愛」や「平和」のメッセージを投げかけ続けたロバート・インディアナと、大惨事に対するアーティストたちの取り組みを紹介する「カタストロフと美術のちから」展を中心に二人が語る。
Text : Ryoji Sugawara