「Sonia Rykiel」にオマージュ!妹島和世ら女性8人がセーターをデザイン | Numero TOKYO
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「Sonia Rykiel」にオマージュ!妹島和世ら女性8人がセーターをデザイン

「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」が50周年を記念し、8人のゲストデザイナーを迎えて限定版のセーターを制作した。メゾンを象徴するウェアである"セーター"をテーマに、女優のキルステン・ダンスト、建築家の妹島和世やモデルでアクティビティストのリヤ・ケベデなど、国際的に活躍する女性たちを起用。「Generous Sweaters」プロジェクトとして、2018年10月19日(金)から30日(木)まで「ソニア リキエル伊勢丹サローネ」で、10月26日(金)から28日(日)まで「21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3」で展示発売される。

創業当時、それまで普段着だったニットを、ファッショナブルなアイテムとして変革させ「ニットの女王」と称されたソニア リキエル。彼女へのオマージュを込めたプロジェクト「Generous Sweaters」に起用されたのは、女優のキルステン・ダンスト、 ソフィア・ブーティラ、 クリスティン・スコット・トーマス、 モデルでアクティビティストのリヤ・ケベデ、 アーティストでインフルエンサーのラングリー・フォックス、バレエダンサーであり韓国国立バレエ団のアーティスティックディレクターを務めるスージン・カン、そして建築家の妹島和世。このプロジェクトの収益は、各参加者が選んだ、女性への援助に焦点をあてた個別のチャリティに寄付される。

ソニア リキエルのアーティスティックディレクター、ジュリー・ドゥ・リブランは、「ソニア リキエルは常に、女性による女性のためのデザインを制作してきたファッションハウスです。メゾンが誕生した年、そしてフランスの社会的景観を一変させた年から50周年となる今年、自分のクリエイティビティを表現するためのプラットフォームを創造し、そしてまた、社会に何かを還元する機会にもなるプロジェクトを手がけることは、私にとってとても重要なことでした」とコメントしている。

妹島和世は「十二単」をテーマに、空気のように軽やかなテクニカルニットを用いたレイヤードのドレスを手がけた。そして、彼女が選んだチャリティは、日立市を拠点に働く母親やシングルマザーとその家族のために、無料の食事やサポートネットワークを提供している「おかえり!ご飯食堂」。

リヤ・ケベデのインスピレーションソースは出身国であるエチオピア。職人が作った手織りのレムレムファブリックとクラシックなメンズシャツの要素をセーターに仕上げている。売り上げによる収益は、アフリカの女性職人を医療や教育、就労の場に結びつけるための「Lemlem Foundat ion(レムレム・ファウンデーション)」支援のために寄付される予定。

そのほか、スージン・カンはダンサーの体を暖かく快適に保つ衣服をイメージしてデザインし、クリスティン・スコット・トーマスはヴィンテージのソニア リキエルボタンをアクセントにした。キルステン・ダンストは伝統的なスウェーデンのセーターを再解釈し、作家のヘミングウェイを曽祖父に持つラングリー・フォックスはLGBTコミュニティ支持への思いをマルチストライプで表現している。

手に入れたセーターが、世界各地での有意義な活動に繋がる「Generous Sweaters」プロジェクト、ぜひ足を運んでみて。

SONIA RYKIEL”Generous Sweaters”

期間/2018年10月19日(金)〜30日(木)
会場/伊勢丹サローネ
住所/東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン・ガレリア 1階 2階
時間/11:00~21:00

日時/10月26日(金)〜28日(日)
会場/21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所/東京都港区赤坂9−7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間/10:00〜19:00

SONIA RYKIEL
ソニア リキエル ジャポン
TEL/03-6447-5573
URL/rykielism.soniarykiel.com/ja/japan

Text:Hiromi Mikuni

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