ジゼル・ブンチェン、パニック障害や自殺衝動に苦しんだ過去を語る | Numero TOKYO
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ジゼル・ブンチェン、パニック障害や自殺衝動に苦しんだ過去を語る

©Bang Media International
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スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bündchen)は、パニック障害に苦しんだ末、自殺したいとまで思い詰めたことがあるようだ。

ジゼルは2003年に揺れのひどい小型飛行機に乗って以来、閉所恐怖症を発症したという。さらに自分の「無力さ」に苛まれるようになったジゼルは、自宅の部屋でパニック状態になった際、自殺に思い至ったと告白している。

米ピープル誌のインタビューに対してジゼルはこう話している。

「私は仕事で成功を収めてきました。家族との関係も良好ですし、とても前向きな人間だという自負がありました。だからこそ自分で自分をひどく責めたのです。『なんでそんな風に考えるの?』と。自分はマイナスな感情を持つべきではないと思っていました」「自分の無力さも感じていました。自分の世界はどんどん小さくなっていく、息もできない。それは最悪の心境です」「実際に、『もし屋根から飛び降りれば全部終わる。世界が迫ってくるこの恐怖にもう怯えなくてよくなる』とまで考えていました」

その後ジゼルは専門医の診断を受け抗不安剤のザナックスを処方されたものの、薬に頼る治療は選びたくなかったと言い、「何かに依存状態になるということは、私にとって(パニック障害などよりも)気持ちの悪いことでした。『もし(薬が)ないとどうなるの?何が起こるの?死ぬの?』と思ったのです。当時の私が分かっていたのは、自分には助けが必要ということだけでした」と明かした。

現在の夫トム・ブレイディとの間に2人の子どもを持つ母親でもあるジゼルは、薬剤治療ではなく生活や食習慣の大幅な改善による治癒を選び、砂糖摂取を止め、ヨガや瞑想を始めたのだと言う。「以前は毎日タバコを吸い、ワインを1本空け、さらにモカフラペチーノを3杯も飲んでいましたが、それをある日を境に一切やめました」「もしこの習慣のせいで今、生きる苦痛を味わっているなら、もうやめる時だと思ったのです」

さらに、自分探しの中で「孤独」を感じた時、当時の恋人レオナルド・ディカプリオとの別れを決めたそうだが、その決意に後悔はないようだ。

「自分の人生で知り合った人はみな教師です。自分の人生に関わってきた人たちが、自分とは何者かを教えてくれるのです」「そして彼(ディカプリオ)もそうでした。善と悪を天秤にかけてどうなるのでしょう?私は彼らしさを尊敬しています」

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