「Rag&Bone」の最新短編映画、トム・ヨークのサウンドと8つのストーリー | Numero TOKYO
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「Rag&Bone」の最新短編映画、トム・ヨークのサウンドと8つのストーリー

「ラグ&ボーン(rag & bone)」の2018年秋冬コレクションのキャンペーンとしてショートフィルム『Time of Day』が発表された。長年、同ブランドとコラボレーションを続けているRadioheadのトム・ヨーク(Thom Yorke)が手がけるサウンドトラックをベースに、8つの短編ストーリーで構成される。本作品の完成を記念してニューヨークではプレミアイベントも開催された。

プレミア上映イベントが行われたニューヨークのハイライン
プレミア上映イベントが行われたニューヨークのハイライン
左より、アーティストのアーサー・ジャファ、アリス・イヴ、デザイナーのマーカス・ウェインライト
左より、アーティストのアーサー・ジャファ、アリス・イヴ、デザイナーのマーカス・ウェインライト
ショートフィルムに出演したレイク・ベルも駆けつけた!
ショートフィルムに出演したレイク・ベルも駆けつけた!

これまでも”Men’s Project“など、フィルムと写真による作品を発表してきた「ラグ&ボーン」。今回、監督として迎えられたのは『ロブスター』、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクレッド・ディア』のシネマトグラファーとして知られる、テミオス・バカタキス(Thimios Bakatakis)。

『Time of Day』では、ケイト・マーラ(Kate Mara)、ボイド・ホルブルック(Boyd Holbrook)、ポム・クレメンティーフ(Pom Klementieff)、レイディス・スタンフィールド(Lakeith Stanfield)、リード・モラーノ(Reed Moran)、レイク・ベル(Lake Bell)、ジョン・ハム(Jon Hamm)、エマ・ロバーツ(Emma Roberts)ら8人が出演し、手持ちのカメラや同時録音、インタヴューなどの手法をもちいて撮影対象から”真実”を引き出そうとする”シネマヴェリテ”の手法により、それぞれの俳優によって即興で撮影が行われた。


物語の始まりは、ラグ&ボーンのアイデアが生まれた場所、イーストヴィレッジの1st Aveにケイト・マーラが足を踏み入れるシーンから。


ウィリアムズバーグでは、ボイド・ホルブルックが夜が終わるのを待っている。


ラッパーでもあるレイディス・スタンフィールドが、地下道をフリースタイルラップを口ずさみながら歩き、


女優のポム・クレメンティーフが砂漠のモーテルに現れる。


リード・モラーノはブルックリンのビーチでBolexカメラで子供達を撮影し、


ロサンゼルスのダウンタウンの川沿いでは、レイク・ベルがランド・クルーザーから飛び出して踊り狂う。

このシーンはラグ&ボーンの描く自由な女性像を象徴しているようで、何度も見返したくなるほどパワフル。そして彼女がボリュームアップして踊るのは、ラグ&ボーン2016年春夏コレクションで発表され、話題となったトム・ヨークの「Villain」!


そしてバーバーショップではジョン・ハムがトムヨークの「Colored Candy」の歌詞を朗読している。


LAのレトロなピンクのモーテルに訪れるのはエマ・ロバーツ! シーンは飛びながら、それぞれの登場人物の1日のある瞬間を切り取りながら物語は進んでいく。

8人のそれぞれのストーリーはどこで繋がるのか、そして、濃厚なラグ&ボーンの世界観を楽しんで!

rag&bone
URL/www.rag-bone.com

Text:Hiromi Mikuni

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