カール・ラガーフェルドのボディガードがコレクションを発表
カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のボディガード、セバスチャン・ジョンデュ(Sebastien Jondeau)がファッションラインを展開する。
1998年からカールの警護を務めていた彼が、長年の付き合いで目覚めたのか、ついにに自身のメンズウェアコレクションを発表するという。
米ファッションメディアのリファイナリー29とのインタビューでセバスチャンはこう話す。「このコレクションは…私自身です。私がどこからやって来たのか、今何をしているのかといったことが大きな架け橋となっています」
「全てを実現するのに素晴らしいチームが私を助けてくれました。カールとは友情以上の関係です。父といってもいいかもしれません。通常は私の上司ではありますが。多大な尊敬を払っています。そして彼はとても寛大な人です」
20年前に、フランス軍での任務完了後カールのボディガードとなったセバスチャンは、これまでカールのモデルも数多く務めていて、シャネルのランウェイを歩いた経験も持っている。今回のラインにはカシミアのニット帽、ラグジュアリーなスウェット、3ピーススーツといったアイテムが並び、カールのさまざまなシチュエーションに応じて素早く装いを変えてきたセバスチャンの実体験が反映されたものになっている。
「(カールは)飛行機内で頭の中に思い描いたものをドローイングに描き起こしたりするのです。夜目を覚まし描き出すこともあります。私にとって多大なインスピレーションなのです」