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「Chaumet」が魅せる時空を超えた宝飾の世界

「 ロイヒテンベルク」のティアラジャン=バティスト・フォサン、1830-1840年頃 ゴールド、シルバー、エメラルド、ダイヤモンド ©️Chaumet/Nils Herrmann
「 ロイヒテンベルク」のティアラジャン=バティスト・フォサン、1830-1840年頃 ゴールド、シルバー、エメラルド、ダイヤモンド ©️Chaumet/Nils Herrmann

フランスが誇る歴史あるジュエラー「ショーメ(Chaumet)」の未公開を含める約300点の作品が一堂に会す、展覧会「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 —1780年パリに始まるエスプリ—」が9月17日(月・祝)まで、東京・三菱一号館美術館にて開催中だ。

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フランスが誇る歴史あるジュエラー「ショーメ(Chaumet)」。ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌが愛した高い芸術性とクラフツマンシップが息づく宝飾品の数々が、約237年の時を経て日本に集結。未公開を含める約300点の作品は必見!


©️Chaumet/Regis Grman

1804-1805年(後世に数回修正)頃、皇帝ナポレオン1世から教皇ピウス7世へ贈られた教皇冠(上)を展示するコーナー(下)

パリのヴァンドーム広場に軒を連ねる名門ジュエラー、ショーメ。メゾンの始まりは1780年。自然と調和し、フェミニニティが息づくデザインは、伝統を重んじつつ革新性を追求。装飾芸術の傑作と称される作品の数々は、ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの御用達であったことでも知られる。


展示室の様子

2018年6月、メゾンが築き上げてきた芸術と歴史的なつながりが、日本の西洋近代の造形や視覚芸術を中心に活動してきた三菱一号館美術館の使命と共鳴。ルーブル美術館名誉館長のアンリ・ロワレット氏との共同監修により、歴史的作品から現代芸術まで、未公開を含む約300点ものジュエリーが一堂に会する特別展が開催される。

その作品は宝飾品のみならず、工芸品、絵画、デザイン画などさまざま。芸術的潮流や歴史と現代の対話など、展示はそれぞれ異なるテーマごとに展開。また19世紀後半以降、フランス国外の多様な文化的影響を受けつつも、パリのエスプリスタイルを拡散させていったメゾン独自のアイデンティティが確立される過程を知ることができる。


桜の木モティーフの、エナメル加工のパースウォッチ(1925年頃)© Chaumet

特に注目すべきは、18世紀の終わりから続くショーメと日本文化との強い結びつき。フランス革命以前から現代に至るまで、漆器や雷神を模したデザインなど、日本工芸からインスピレーションを得た宝飾品を多数制作。特別展のために作られたハイジュエリーセットも一見の価値がある。


「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション シャン ドゥ プランタン。日本文化の真髄を感じさせる、鮮やかな赤(ルビー、ルーべライト)、黒(オニキス)の色使い、自然と幾何学的な造形を組み合わせた

「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 —1780年パリに始まるエスプリ—」 

会期/2018年6月28日(木)〜9月17日(月・祝) 
会場/三菱一号館美術館
住所/東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間/10:00~18:00(金・第2水曜、9月10日~13日は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜(7月16日、9月10日、9月17日、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館)
TEL/03-5777-8600
料金/一般¥1,700 ※アフター5女子割(第2水曜17時以降・女性のみ)一般¥1,000
URL/http://mimt.jp/chaumet/ 

Text:Asaka Ikeda

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