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ケンドリック・ラマー、ピューリッツァー賞を受諾
©BANG Media International
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)がピューリッツァー賞音楽部門の受賞を受け入れた。
新作『ダム(DAMN.)』でラッパー初の同賞受賞が決まっていたケンドリックが、5月30日(水)ニューヨークのコロンビア大学で開催された式典にて、正式に賞を受諾した。
壇上でのスピーチはなく、フェイスブックによる同式典のライブストリームに顔を見せたケンドリックは「名誉だ」「人生のなかでずっと言葉を綴ってきた。だからこのような類の承認は、素晴らしいね」とコメントした。
同部門にはこれまでにボブ・ディラン、ハンク・ウィリアムス、デューク・エリントンらの受賞があるが、ヒップホップ界からの受賞は今回が初となる。
ラップにスポークン・ワード、ポエトリー、ジャズ、ファンクと様々なジャンルの要素を融合させ、警察による暴力や、人種を巡るステレオタイプを暴いたリリックをのせるケンドリックだが、2017年インタビュー誌にこう答えていた。
「誰にも俺の音楽をジャンルでくくらせたくなんかない」「『これは奴本人の本物の気持ち、感情、アイデア、思考、意見、世界の見方が1つのレコードに収められたものだ』って言って欲しいんだ。そしてその音楽を自分たちの人生に役立てて欲しい」「外に出て色々な人たちと話すと彼らが俺の、悪びれずに自分の考えをさらしアプローチするやり方を高く評価していることを実感するんだ」