デヴィッド・ボウイが浮世絵『出火吐暴威』に!
「浮世絵プロジェクト(UKIYO-E PROJECT)」シリーズの第三弾として「デヴィッド・ボウイ(David Bowie)」が登場。デヴィッド・ボウイへのオマージュをこめた2つの浮世絵が発表された。2018年6月23日より7月1日まで、表参道のブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」にて「デヴィッド・ボウイ 浮世絵展」が開催される。
『出火吐暴威変化競「⻤童丸」』 絵師:石川真澄 彫師:佐藤奈美 摺師:中山誠人 480mm×340mm 縦仕様/¥108,000円(税込)
『アラジン・セイン』ブライアン・ダフィ
2014年に浮世絵職人の技術伝承を目的に立ち上げられた「UKIYO-E PROJECT」。第一弾ではロックアーティスト「キス(KISS)」、第二弾ではヘヴィ・メタルバンド「アイアン・メイデン(IRON MAIDEN)」を浮世絵の技法で表現してきた。そして第三弾目として「デヴィッド・ボウイ」が登場。
デヴィッド・ボウイへのオマージュをこめ、ブライアン・ダフィ(Brian Duffy)撮影によるアルバム『アラジン・セイン』(1973年)のためのポートレートと、テリー・オニール(Terry O’Neill)による『ダイアモンド・ドッグズ』プロモーション撮影時の写真(1974年)をモチーフに、二つの作品が制作された。
『出火吐暴威変化競「竹沢藤次」』 絵師:石川真澄 彫師:関岡裕介(三代目関岡扇令) 摺師:伊藤達哉 480mm×340mm 縦仕様/¥108,000円(税込)
『ダイアモンド・ドッグズ』テリー・オニール
新作ローンチを記念し、マーク ジェイコブスが手がけるブックストア「BOOKMARC」にて開催される「デヴィッド・ボウイ 浮世絵展」では、この二つの作品と共に、モチーフとなった写真も展示。そして、浮世絵を作り上げる職人たち、絵師、彫師、摺師の手仕事を伝えるべく、木版画には欠かせない版木や、手摺の手順がわかる順序摺なども紹介される。
浮世絵には、その時代の歌舞伎役者、美しい女性、相撲力士、名所風景など、様々な風俗が描かれてきた。そして江戸時代の人々は浮世絵を通じてニュースやファッションなどの情報を手に入れていたという。そんな、いつの時代も「現代」を映してきたという浮世絵を、現代の感性で生かす「UKIYO-E PROJECT」の取り組み。
作品はどちらも200点限定販売となり、BOOKMARCの他に、イープラスショップのサイト、UKIYO-E PROJECTのサイトでの購入が可能。手に入れたい・・・!
デヴィッド・ボウイ 浮世絵展
会期/2018年6月23日(土)〜7月1日(日)
時間/12:00〜19:00
場所/BOOKMARC
住所/東京都渋谷区神宮前4-26-14
TEL/03-5412-0351
URL/www.marcjacobs.jp/contents/bookmarc.php
UKIYO-E PROJECT
URL/www.ukiyoeproject.com
Text:Hiromi Mikuni