カート・コバーンのギター、娘フランシスの手に渡らず
フランシス・ビーン・コバーン(Frances Bean Cobain)が亡き父カート・コバーン(Kurt Cobain)のギターを巡る法廷争いで敗訴した。
ロックバンド、ニルヴァーナのフロントマンで1994年に自殺したカートの娘フランシスとその母コートニー・ラブは、フランシスの元夫であるアイザイア・シルバと、もとはカートのものであったギター、マーチンD-18の所有権を巡って泥沼争いを繰り広げていたが、今回ギターはアイザイアに贈与するとの合意に至ったとTMZが報じた。
フランシスとアイザイアの離婚は半年前に成立しているが、未だ2人の所有物の分配をめぐって法廷闘争中で、2014年に2人が結婚した際にフランシスから結婚祝いとして貰ったとアイザイアが主張するそのギターもその中に含まれていた。
ある関係者はTMZにフランシスは最終的にギターを手放したと話し、「彼女はアイザイアとこれ以上関わりたくなかったですし、この裁判に足を引きずられたくなかったのでしょう」と続けた。
宝物を失ってしまったが、フランシスは最終合意で大勝利だったと報じるTMZは、当初アイザイアに月額2万5000ドル(約275万円)の扶養料の支払いを求められていたフランシスが、一銭も支払わずに済むことになったと伝えた。
さらに、アイザイアが弁護料を自身で負担しなければならないことや、2人が購入した家の所有権はフランシスへと渡ったことも報じられている。
亡き父のギターを失った出来事は、フランシスが成長した自分を父が誇りに思ってくれているといいと話していた後のことだった。
自分が歩んだ音楽の道をカートは気に入ってくれると信じているかと問われたフランシスは、「誰かの代わりに発言したくはないから、その質問には答えられないわ。私がやっているアートを父が気に入ってくれなくても、一人の人間として私のことを誇りに思っていて欲しいな。自分の周りにいるみんながそうであって欲しいわね」と答えた。
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