甘く可愛いものには毒がある。大人と少女のはざまで。 | Numero TOKYO
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甘く可愛いものには毒がある。大人と少女のはざまで。

4月26日(木)発売の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年6月号の特集は「dangerous innocence」。大人の女性が惹きつけられる“少女性”を検証する!

強さを纏った大人の中の“少女性”とは SNSの浸透により、コミュニケーションの範囲、スピード、階層が大きく変化した結果、世代、ジェンダー、国籍といった表層的な枠組みは取り払われ、人々は感覚やフィーリングだけでつながるようになった。その内面の繋がりで共感し合った女性たちは新しい強さを身に付け、本音を語り始めている。 大人の女性が胸の内でずっと抱える、心地よい矛盾、大人と少女の間にある感覚、“少女性”にフォーカスした。例えば、ソフィア・コッポラの描く映画、巻頭で大きく取り上げているペトラ・コリンズの世界観、コム デ ギャルソンの狂気な服…危うさや毒をはらんだ、惹きつけられてやまない少女性の正体とは何か? 

ロマンティックでノスタルジックな美しい写真やアートワークに秘められたミステリアスな一面。女性フォトグラファーならではの、視点の奥の揺らぎや危うさを読み解く。

ロマンティックにドレスアップした少女たちが織りなすメランコリックなファッションストーリーは、ロリータ的な甘美なエロスを感じさせる。

早く大人になりたかった多感な少女時代の甘酸っぱい記憶を呼び覚ますような、レースやチュール、ヘアクリップ、ソックスといったロマンティックでガーリーなアイテムたち。

世界の女性クリエイターが表現するファッション、ヴィジュアルを通じて、甘さの裏に潜む闇にそのムードを感じ取ってみてほしい。イノセントなフリルやレース、制服を思わせる白い襟やソックスなどどこか禁欲的な要素を、成熟した大人が纏うということ。あの頃を懐かしむというノスタルジーではなく、大人になった今も心のどこかに抱き続けている禁断の“少女性”を解き放つことは、究極のわがままだけど、ポジティブな選択。

「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年6月号では、そんな女らしさの新たな解釈を探る。

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Issue:Numéro TOKYO June 2018 No.117

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MAY 2024 N°176

2024.3.28 発売

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