荒木経惟が撮る中山美穂。テーマは「愛について」
2月28日(水)発売の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年4月号で、写真家・荒木経惟と女優・中山美穂、二人の初めてのフォトセッションが実現。
愛とは?
荒木経惟と妻、陽子著の私的小説を竹中直人監督が映画化した『東京日和』(1997年公開)で、最愛の妻役を演じた中山美穂。約20年ぶりとなる再会で、「いつか、ちゃんと荒木さんに撮ってもらいたい」という彼女の思いがようやく結実した。
初となるフォトセッションのテーマは「愛について」。「写真を撮ることが愛だ」と断言する荒木経惟が引き出したのは、中山美穂の豊かすぎる情感、ひとりぼっちの美しさ。撮影では、彼の「一人になってください」というリクエストに、彼女の目から涙があふれるシーンも――。
「写真を撮るときは相手を凝視したり、会話したり、触ったり、放っておいたり……。すごく密着した関係が存在している。結局のところ、相手とのそーゆー深い関係のことを、人は愛と呼ぶんじゃないのかねェ……」(荒木経惟)
「荒木さんに撮られることで、自分が変われることを予感していたのかもしれない。愛されることで変わるんですよね、女優って」(中山美穂)
愛について多くを語らない荒木経惟が話してくれたこと、写真に残したもの。そして中山美穂が魅せた言葉にできない思いとありのままの姿。表現者として、またひとりの人間として、二人が思うそれぞれの愛のかたちを、2月28日(水)発売の「ヌメロ・トウキョウ」最新号で確かめてほしい。
Issue:Numéro TOKYO April 2018 No.115