新時代を切り開く、モードの重要なコードは“Re”
2018年1月27日発売の(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年3月号)の特集は、「Re-mode モードの新コードは“Re”」。
モードとは何だろう? 新しい服、新しいモデル、新しいブランド、デザイナー。新しいものを創り出すこと、それがモードだと信じてきた。だけど、こんなにもモノが溢れる時代に存在しないものを探し出すのは困難だ。「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年3月号では、過去をリスペクトしながら、21世紀のイノベーションを加える、新たなムーブメントに注目。
世の中を見渡せば、“Re=リ”なるものがたくさんある。リグラム、リツイート、リユース、リサイクル、リプレイ……。もともとあるものに“再び”という意味を与える接頭辞“Re”。今、ファッションにもこの“Re”の風が吹いている。
定番を生かしながら、再解釈し、再定義し、再提案していく、ファション界の“Re”の動き。そして、それが想像もしなかった新しい展開を見せる。
トレンチコート、タータンチェック、ミリタリー、デニム、スーツ、シャツといった一見スタンダードなアイテムも着こなし方次第でモードへと昇華。定番の新たな可能性を提案する「ベーシックの再解釈」。
また、「アイコニックな名品は、繰り返す」では、Gucci(グッチ)のアーカイブ・ロゴ、Balenciaga(バレンシアガ)のナイフブーツ、Chanel(シャネル)のグローブ…シーズンを超えて、繰り返し発信され、今の気分を体現するブランドの顔的な名品にフォーカス。
Recreate=再創造、Reproduce=再生、Reuse=再利用、Recycle=リサイクル、Restructure=再構築、Reduce=減らす、Rethink=再考etc.
“Re”は、新しい時代を創り出す魔法の言葉。当たり前だと思っていた生き方を、今なにが必要なのかを、モードをきっかけに考え直してみる。ちょっと見方を変えるだけで、新しいものに感じられるから。
Reborn=生まれ変わる。2018年、新しい年の第一歩、モードからはじませんか?