現代アートの名作が一挙に公開@原美術館 | Numero TOKYO
Art / Post

現代アートの名作が一挙に公開@原美術館

草間彌生『自己消滅』1980 年 ©Yayoi Kusama (前期展示)

現代美術館の先駆けとして、多くの現代美術作品を紹介してきた東京・品川の原美術館。所蔵作品約1,000点の中から館長の原俊夫が自ら選びキュレーションするコレクション展を開催。前期、後期で作品が変わるので、要チェックを。

1979年に開館し、来年には40周年を迎える原美術館。現代美術館の先駆けとして、さまざまな展覧会を開催する一方、コレクション活動にも力を注いできた。本展では、1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなどの所蔵作品約1,000点の中から、館長の原俊夫がはじめて自ら選び、キュレーションを行う。

[図版6]杉本博司_仏の海より(037)
[図版6]杉本博司_仏の海より(037)
前期では、美術館の母体となるアルカンシエール美術財団を設立した1977年から、美術館を開館して間もない 1980 年代前半までの収集作品を中心に公開。一週間近くの展示替え休館ののち、後期では美術館の活動を通して出会い、購入されたコレクションの中から構成される。

奈良美智『Eve of Destruction』2006 年 カンヴァスにアクリル絵の具 117x91 cm ©Yoshitomo Nara (後期展示)

ジャクソン・ポロックに始まり、アンディ・ウォーホルやジャン・デュビュッフェ、アイ・ウェイウェイ、草間彌生、名和晃平、荒木経惟……など、世界中から集められた名作を堪能できること間違い無し。前期・後期、どちらもお見逃しなく!

篠原有司男『モーターサイクルママ』1980 年 カードボード、アクリル絵具、ポリエステル樹脂 117x130x66 cm ©Ushio Shinohara (前期展示)


「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展」

会期/2018年1月6日(土)〜6月3日(日)
   ※前期1月6 日(土)〜3月11日(日)、後期3月21日(水・祝)〜6 月3日(日)
会場/原美術館
住所/東京都品川区北品川4-7-25
時間/11:00~17:00(祝日を除く水曜は〜20:00/入館は閉館時刻の 30 分前まで)
休館/月曜(祝日の場合は開館、翌日閉館)、3月12日(月)〜20 日(火)
入館料/一般 1,100 円、大高生 700 円、小中生 500 円※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20 名以上の団体は一人100円引
TEL/03-3445-0651
URL/www.haramuseum.or.jp

Text:Akane Naniwa

Magazine

DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

Gift of Giving

ギフトの悦び

オンライン書店で購入する