アラーキー、2017年を締めくくる個展丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて
今年数多くの展覧会を開催した、写真家“アラーキー”こと荒木経惟。2017年ラストを締めくくる大規模な個展が、香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて開催。
世界中でその名を知られる写真家・荒木経惟、通称“アラーキー”。1960年代半ばに活動を始め、現在までに都市、人、花、空、静物といった被写体を、どれも特別視することなく等しく日常のこととして撮影し、それらのもつ「生」の生々しさと「死」を捉えてきた。
荒木経惟『北乃空』2017年©Nobuyoshi Araki courtesy of the artist and Yoshiko Isshiki Office, Tokyoさらに、現在の荒木の生を示すものとして本展のために制作された、丸亀市出身の花人・中川幸夫(1918-2012)へのオマージュを表した『花霊園』や、友人の遺品であるカメラで撮影した『北乃空』など、新作も公開。
写真と一体となり、今を生きるアラーキー。その姿をぜひご覧あれ。
「荒木経惟 私、写真。」
会期/2017年12月17日(日)〜2018年3月25日(日)
会場/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所/香川県丸亀市浜町80-1
時間/10:00〜18:00(入館〜17:30)
入場料/一般950円(760円)、大学生650円(520円)、高校生以下または18 歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者 1名は無料※同時開催常設展「猪熊弦一郎展 人物像」観覧料が含まれます。※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
休館日/年末12月25日〜31日
TEL/0877-24-7755
URL/www.mimoca.org/ja/
※写真はすべて無断転載禁止
Text:Akane Naniwa