アズディン・アライアの展覧会がロンドンにて開催予定
ロンドンのデザイン・ミュージアムにて、5ヶ月間に渡ってアズディン・アライア(Azzedine Alaia)の功績を称える展覧会が開催される。
11月18日、惜しくも77年の生涯を閉じたアライアだが、早くも同ミュージアムが展覧会「アズディン・アライア:クーチュリエ」を企画した。
同展覧会はアライア自身が生前、キュレーターのマーク・ウィルソンと共に、どの作品を展示するか、更には自分の作品のアイデアの練り方や制作過程などをどう見せるかについても話し合っていたという。
そのアライアの意志をミュージアムが引き継ぎ、来年5月10日から10月7日まで開催されることになった展覧会ではアライアの「ファッションに対する情熱とエネルギー」が表現された60点に渡るオートクチュールの他、様々なアイテムが展示される模様だ。
今回の取り組みについてミュージアムの広報担当は「早すぎる彼の死に従い、デザイン・ミュージアムはアライア自身が始めたこのユニークな企画展を開催します。アライア本人が希望していた見せ方でファッションへの彼の情熱やエネルギーを探る内容となっています」と説明した。
先月の訃報の際はあらゆる著名人からの追悼コメントが殺到したが、親交の深かったナオミ・キャンベルはこう話していた。
「アズディンは女性の体を何か特別なものに変身させることができる人だったわ。素晴らしく、そして依然女性でもある何かにね。女性というものの本質を捉えることができたの。でも私にとっては1人のデザイナーという以上の存在だったの。会って2日目に私のパパになったわ」「彼は私が今までで会った人の中でも最も優しくて、親切で、思いやりがあり、それでいて控えめな人だった。あの悪戯好きな目を輝かせてね。私の人生を満たしてくれたの。そして出会った全ての人達の人生を明るく照らしたわ。私は16の時に彼の家に引っ越して、それから彼は芸術家、アート、デザイン、建築、フランスとチュニジア文化など、あらゆることを私に伝え、世界を教えてくれた」
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