「Women in Motion」第3回アワードを女優イザベル・ユペールが受賞 | Numero TOKYO
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「Women in Motion」第3回アワードを女優イザベル・ユペールが受賞

Women in Motion,Kering,イザベル・ユペール
Women in Motion,Kering,イザベル・ユペール

ケリング(Kering)が、カンヌ映画祭とパートナーシップを組み、第3回となる「Women in Motion」を開催。この取り組みの2017年の顔としてアワードには、『ELLE(原題)』で第74回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の女優賞を受賞した、フランス人女優イザベル・ユペールが選ばれた。

「Women in Motion」は、映画業界の男女平等の議論を活発にし、業界で働く新鋭の女性をサポートする取り組みとして2015年に発足。特にハリウッドを中心に、男優と女優の賃金や地位格差があることが、著名な女優や女性監督の発言から近年明るみとなり、その改善が進められている。

2週に渡り開催されたプログラムでは、300名以上の聴衆を迎え、女優のイザベル・ユペールやロビン・ライト、ダイアン・クルーガー、俳優のヤン・ヤン、監督のコスタ=ガヴラスらが、映画界においての女性の役割について議論した。

また、5月21日に開催された‘Women in Motion’アワードのオフィシャル・ディナーには、ユマ・サーマン、カトリーヌ・ドヌーヴ、シャルロット・ゲンズブールら、200名のゲストが参加。

ケリング会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノー、カンヌ映画祭の会長および総代表の3名が、創造的な大胆さやキャリア、新世代の才能を刺激する女性として、イザベル・ユペールに「Women in Motion」アワードを贈呈した。

さらに同ヤング・タレント・アワードには、初の長編映画『In Between(Bar Bahar)』で、パレスチナ人の女性3名の日常生活や欲望と独立を描いた若手映画監督、マイサルーン・ハムードが受賞。


左からイザベル・ユベール、フランソワ=アンリ・ピノー、サルマ・ハエック


ユマ・サーマン


カトリーヌ・ドヌーブ


シャーロット・ゲンズブール & イヴァン・アタル


コウカ・ウェブ PHOTOS:Venturelli/Getty Images for Kering

日本では、フランス映画祭の一環として6月23日、アワード受賞者のイザベル・ユペールと是枝裕和監督を迎え、「映画における女性像について」をテーマとした「Women in Motion」スペシャルトークイベントを飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京で開催。今後もまた国際イベントのプログラムなどにも、積極的に参加していく予定だ。

Women in Motion
URL/https://www.womeninmotion.com/

「Women in Motion」スペシャルトークイベント
開催日/2017年6月23日(金)
会場/アンスティチュ・フランセ東京
住所/東京都新宿区市谷船河原町15
URL/http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1706232015/

Text:Anri Murakami

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