「Chanel」カブリエルの「自由の探求」を描いたフィルムを公開
「シャネル(Chanel)」は2017年、ココ・シャネルの愛称で知られた創業者のファーストネーム、ガブリエルにフォーカス。「反逆心」「自由」「情熱」「アリュール」という価値観をテーマにした4編のフィルムを、ウェブサイト「Inside CHANEL」で1年を通して順次発表する。その第20章「ガブリエル 自由の探求」が公開された。
誰かに頼ることなく、デザイナーとして自身のメゾンを立ち上げたカブリエル。絶対的な慣習に反発しながら、女性の自由を勝ち取り、伝統的でマスキュリンな素材でもあるジャージーやツイードを用いた、革新的なスタイルを生涯打ち出してきた。
それらのシグニチャーは、やがて「コード」から「シンボル」に。あらゆるラインやシルエット、マリニエール、スーツを取り入れ、帽子から女性の髪を解放し、日に焼けた肌が輝く美しさの印であり、フェミニニティとなることを確立していく。
「翼を持たずに生まれたのなら、翼が生えてくるのを妨げてはならない」。カブリエルのこの言葉が示すように、第20章「ガブリエル 自由の探求」では、「勝ち取る」「極める」「愛する」という彼女の自由の概念、歴史を探っていく。
一方で、今も愛される香水「N°5」では、調香の世界に革命をもたらし、表現の場をジュエリーへと移した後は、「ダイヤモンド ジュエリー」をはじめとする、ハイジュエリーを世の女性たちに提案してきた彼女。
Text:Anri Murakami