建築家・藤森照信の仕事展@水戸芸術館
近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残し、建築家として独創的な建築作品をつくり続けている藤森照信氏。茨城・水戸芸術館現代美術ギャラリーにて、これまでの仕事を公開中!
屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、皮付きの木材を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、遠い過去を想起させる懐かしさと、独創性を併せ持つ藤森照信氏の建築作品。1991年にはじめて手がけた『神長官守矢史料館』(茅野市)から、2016年には『モザイクタイルミュージアム』(多治見市)を手がけるなど、四半世紀に渡り“フジモリ建築”は全国各地で生まれ、常に注目を集めている。 本展では、そんな建築と自然の関係性をテーマにしたこれまでの仕事を公開。代表的な建築のスケッチや模型、写真や、これまでに手がけた建築の屋根・壁・左官などの素材見本や家具も展示される。 「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」と試行錯誤を続ける建築家の仕事を、とくとご覧あれ。 「藤森照信展—自然を生かした建築と路上観察」 会期/2017年3月11日(土)〜 2017年5月14日(日) 会場/ 水戸芸術館現代美術ギャラリー 茨城県水戸市五軒町 1-6-8 時間/9:30〜18:00(入場は〜17:30) 休館/月曜 入場料/一般800円、団体(20名以上)600円 TEL/029-227-8111 URL/www11.arttowermito.or.jp/index.html
Text :Akane Naniwa