村上隆の“陶芸考”が美術館にて初公開 | Numero TOKYO
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村上隆の“陶芸考”が美術館にて初公開

photo by Mikiya Takimoto

コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔も持つ現代美術作家・村上隆氏。彼が近年興味を抱いているという、日本の現代陶芸をテーマに「芸術とはなにか」に迫る展示が、青森県の十和田市現代美術館にて開催。

昨年4月、横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクションー蕭白、魯山人からキーファーまでー」も記憶に新しい中、次なる試みで現代陶芸をテーマとした展覧会を行う村上隆氏。 本展では、村上コレクションから、青木亮、安藤雅信ら現代陶芸作家の作品、奈良美智やガブリエル・オロスコといった現代美術作家による、合計28作家、約1800点の陶芸作品が展示される。 茶の湯や日本の民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界。そこに組み込まれた日本の価値と美のありようを、村上氏ならではの視点で陶芸史を“初”公開するというこの展覧会。 歴史から見える、陶芸の未来、そして「芸術とはなにか」を、今一度考える機会となりそうだ。 「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」 会期/2017年03月11日(土)〜2017年05月28日(日) 会場/十和田市現代美術館 青森県十和田市西二番町10-9 時間/9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで) 休館/月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)※4月24日(月)、5月1日(月)は開館 料金/企画展+常設展セット券1000円。企画展の個別料金は一般600円。※団体(20名以上)100円引き。高校生以下無料。 TEL/0176-20-1127 URL/towadaartcenter.com/  

Text:Akane Naniwa

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