十人十色の「東京」を切り取る!東京都写真美術館コレクション展
2016年9月に、2年間の改修期間を経てリニューアル・オープンを果たした、東京都写真美術館。愛称を「TOPミュージアム」とした同館のリニューアル後初となるコレクション展、「TOPコレクション 東京・TOKYO」が現在開催中だ。
東京という、誰もが知っているけれども、それぞれでイメージが異なる都市。 賑やかだったり、自由だったり、時に冷たかったり……。多くのアーティストにインスピレーションを与える東京という都市の姿を、TOPミュージアムが収蔵する荒木経惟や森山大道、小林のりおなど約40名の写真家による作品を通して切り取る。 同館では同時に、同じく東京というテーマで若手写真家の作品を紹介する「東京・TOKYO 日本の新進作家vol. 13」や、タイ出身で国際的に活躍する映像作家、アピチャッポン・ウィーラセタクンの個展「亡霊たち」も開催している。タイ現代社会における目に見えにくい問題を、亡霊(Ghost)として作品に浮かび上がらせるアピチャッポンの作品は、東京の今を生きる私たちにも多くの示唆を与えてくれる。 年末年始は、田舎へ帰省するという人も多いだろう。 自分の故郷を感じ、そして日常に戻っていく前に、展覧会を通して “あなたの東京” とは何なのかを探ってみてはいかが? 総合開館20周年記念「TOPコレクション 東京・TOKYO」 会期/2016年12月13日(火)〜 2017年1月29日(日) 会場/東京都写真美術館 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 時間/10:00〜18:00(木・金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館/月曜(祝日の場合は翌火曜)、2016年12月29日(木)〜 2017年1月1日(日) TEL/03-3280-0099 URL/topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2570.html 林ナツミ《Today's Levitation 02/21/2011》2011年
Text:Ken Suzuki