Culture / Lifestyle
ローバーを魅了してやまないのは、絵画・建築・音楽などさまざまな芸術文化が百花繚乱の様相を呈した、オーストリア=ハンガリー 帝国時代のウィーン。グスタフ・クリムトやエゴン・シーレが濃厚な官能と死の雰囲気に満ちた絵で一世を風靡し、オットー・ワーグ ナーやヨゼフ・マリア・オルブリッヒがアール・ヌーヴォー的な建築で話題を呼び、ヨハン・シュトラウス2世やグスタフ・マーラーなどが壮麗な音楽を生み出した時代。
かつてウィーンに実在した香水のレシピをたどりながら構築していったという4種の香りがラインナップ。貴重な天然原料 をふんだんに使って創り上げた香りのひとつひとつは、まるで丁寧にスケッチされたドローイングのように、美しい風景を想起させるような豊かでいて、軽やかな着け心地。アンティークの香水ボトルや、ウィーンの薬局で使 われていたボトルなどをモチーフに、ニューヨークを拠点とするオーストリア人アートディレクター、アレックス・ウィーデリンが現代的な解釈でデザインしたボトルにも注目。 この冬、クリスマスのギフトとしてもおすすめしたいフレグランスだ。
「ウィーナーブルート」オードパルファム
価格/¥26,000
容量/100 ml
先行発売/2016 年 11 月 26 日〜 doinel(doinel.net/ )にて
正式発売/2017 年 2 月〜 各店舗で順次スタート
HP/doinel.net/news/wienerblut
海外セレクトショップでも人気!ウィーン発フレグランス日本初上陸
wienerblut
2009 年にオーストリア、ウィーンで生まれたユニセックス フレグランスブランド「ウィーナーブルート (WienerBlut)」が日本初上陸する。フランスのコレットやイギリスのリバティなどでも人気の同ブランドだが、日本では青山の doinel(ドワネル)にて 11 月 26 日から先行発売、来年2月から全国発売がスタートする。
「ウィーナーブルート」の生みの親であるアレクサンダー・ローバーは、アートディレクターとして広告業界で活躍してきた人物。香りへの強い情熱からこのブランドを生み出したのだという。ローバーがインスピレーションの源とするのは、19 世紀末のウィーンの街とその文化。ブランドネームは、ヨハン・シュトラウス2世が 1873 年に作曲した有名なワルツ「Wiener Blut(ウィーン気質)」に由来する。
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PALAIS NIZAM_image
Text:Etsuko Soeda