渋谷慶一郎+初音ミク「THE END」をアブダビのビーチで発表。年末には、日本での凱旋公演も! | Numero TOKYO
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渋谷慶一郎+初音ミク「THE END」をアブダビのビーチで発表。年末には、日本での凱旋公演も!

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音楽家の渋谷慶一やevala、映像作品のディレクションやグラフィックデザインなどを手掛けるクリエイターYKBXら、第一線で活躍するアーティストが集結して制作した、ボーカロイドオペラ「THE END」のライブバーションが11日18日、アラブ首長国連邦アブダビで開催される第8回「アブダビ・アートフェスティバル」で上映される。

「THE END on the Beach」と名付けられた今回の作品では、「THE END」の象徴的な旋律をリアレンジし、ビートも大幅にブラッシュアップ。会場となるアブダビのビーチには、本公演のための特設ステージと巨大スクリーンが設置される。

また、YKBXによる映像も一新する。従来、ホログラムを含む6面のスクリーンで構成されていた作品を巨大な一面スクリーンで表現するため、象徴的な映像のループを不連続に反復。さらにアーティスティックでエッジの強い表現となっている。映像編集には、若手注目アーティストの涌井智仁も参加。

「THE END」は、2012年から日本のみならず世界各国で公演され、16年8月には、ドイツ・ハンブルグとデンマーク・オーフスでも発表。ハンブルグ公演に感銘を受けたアブダビ・アートフェスティバルのキュレーターが、渋谷慶一にダイレクトブッキングしたことがきっかけとなり、約4カ月という驚異的なスピードで、アブダビ公演が実現することになった。


「THE END on the Beach」映像の一部


アブダビのビーチに浮かぶ「THE END on the Beach」の様子

近年アブダビは、ヨーロッパやアジア諸国のアートギャラリーにとって、新たなアートの需要が期待できるエリアとして注目されている。そこに集まる作品には、目新しさだけではなく、時を経ても褪せない普遍性が重要視されるという。


日中のアブダビの最新ビーチ

アブダビ・アートフェスティバルで初演を迎える、「THE END on the Beach」のライブセットは、年末に日本での凱旋公演も予定!東京で初演された「THE END」とは、一味異なる新たな表現に期待が高まる。

「THE END on the Beach」アブダビ・アートフェスティバル公演概要
日時/2016年11月18日(金)22:30(現地時間)
会場/Asia de Cuba、St. Regis Corniche Beach and Night Club
HP/www.abudhabiart.ae
※日本での凱旋公演は、詳細が決定次第告知

Text:Anri Murakami

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