H&M Foundationによる教育支援 ギフトカードの購入で難民の子どもたちに学用品を
「H&M Foundation」がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への支援を通じて難民の子どもたちに学用品を供給するグローバルキャンペーンを開始した。「H&M」でギフトカードを購入すると、その売り上げの一部がUNHCRへ寄付され、難民の子どもたちに学用品が届けられる。
現在、UNHCRが支援の対象としている難民は、世界で1,610万人(国内避難民、庇護申請者を含めると6500万人以上)となっている。そのうちの半数以上が子ども。避難を余儀なくされた子どもは何年もの間、教育を受ける機会を失ってしまうケースが多い。世界中で増加しつづけている難民を守るために、UNHCRは「教育を受ける機会の確保」が欠かせないとしている。 H&M FoundationアンバサダーとUNHCR親善大使を務めるスーパーモデルのアレック・ウェックもかつて南スーダンの難民だった。アレックは「父は教育が大切だとよく私に言い聞かせていました。たとえすべてのものを失ったとしても、自分が得た知識は決して失うことはないから」と語っている。 H&M Foundationが開始したキャンペーンでは、 2016年12月31日までに、世界各国のH&M店舗でギフトカードを購入すると、売り上げの一部がUNHCRへ寄付され、エチオピア、マレーシア、パキスタン、南スーダン、シリア等、世界中の難民の子どもたちに学用品が供給される。ギフトカード一枚の購入で、難民のこども一人に学用品一式が届けることができるという。ぜひご協力を。
Text:Hiromi Mikuni