『スーサイド・スクワッド』、
DVDでは劇場未公開シーンが満載
『スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)』のDVD版には劇場未公開のジョーカーのシーンが含まれるようだ。
この夏に公開された同作でジャレッド・レト演じたジョーカーの登場シーンが少なかったことで、ワーナー・ブラザースは多くのファンをがっかりさせる結果となっていたが、最近公開されたディレクターズ・カットの予告編ではジョーカーの存在感が増していることが見て取れる。公開時には今一つの評価となった同作だが、スタジオ側は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の時と同様に、DVDのディレクターズ・カットで人気を取り戻せることを期待しているようだ。
ジャレッドは以前、公開作よりもっと多くのシーンを撮影したものの、デヴィッド・エアー監督が最終的に使用しない決断を下していたことを認めていた。ジャレッドは「(『スーサイド・スクワッド』は)」ジョーカーにとって序章的作品だということを理解しているよ。だから全部のシーンを使った場合よりも脇役的な位置づけになっているけど、(監督の)奇行には手法があるもんだからね」と話していた。
削除されたシーンによりおよそ13分が追加されると見られている。以前、エアー監督は未使用シーンについて「(削除したシーンは)けっこうあるよ。まちがいなく10分以上あるんだろうね。でもこの作品が僕の作品なのさ。この映画の別世界があるわけではないし、公開された映画が僕のカットだよ。映画の執筆や撮影、監督業の中で最も辛いことの一つは、すごく大好きで、素晴らしいシーンになるだろうと思っているのに、映画の流れにそぐわなくて見捨てるハメになるところがあるってことなんだ。映画とは民主主義ではなく独裁政治だし、いくらクールでカリスマ性があるからといって、最終版に含まれるかは分からないんだよ。映画の流れが一番重要だからね」と語っていた。
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