リカルド・ティッシ、現職は姉妹の影響!
リカルド・ティッシ(RiccardoTisci)がファッションデザイナーになった理由は姉妹たちに影響を受けたことにあるようだ。
女性たちに囲まれて育ったことによって、メイクアップやヘアスタイリング、ドレスを選ぶのかに興味を抱き、夜出かけるためにドレスアップする姿に魅了されたのだという。W誌のインタビューの中でリカルドは自身への影響について「僕は女性たちと一緒に育ったから女性が大好きなんだ。僕が小さいときに父親は亡くなってしまったから父親に会ったことがないんだよ。だから僕の日常生活、活力、僕のすべては女性たちによって教えられたものなんだ。お母さん、そして8人の姉妹たちが僕の周りにはいたからね。僕らはみんな女性から生まれてくるわけだから、女性には影響を受けているよ。僕はとてもフェミニストな考え方なんだ。だから女性がひどい目に合ったり、失礼な態度を取られるのを見るととても悲しくなるんだよ」「僕はいつも姉妹たちのドレスについて助言していたんだ。実際、美やクリエイティブの世界に入った理由は、僕がいつも姉妹たちが出かけるときに準備している姿を見ていたからだね。彼女たちはいつもとても派手だったんだ。それと彼女たちの変化にも興味があったよ。メイクをしたり、髪を整えたり、コーデなんかでの変貌ぶりにね。その変化がとても楽しかったんだ」と語る。
2015年からジバンシィのアーティスティック・ディレクターを務めるリカルドは若い頃からデザインに対する情熱が芽生えていたと明かし、友人たちのために「ヴィクトリア調のドレス」のようなユニークなドレスを制作したりしていたそうだ。「女性の親友に古い洋服をカスタマイズしたりしていたんだ、男性用のシャツにレースをつけてヴィクトリア調のドレスにしたりね。13歳のときだったよ。昔クラブで働いていたんだけど、友達がクラブに来るための洋服を友達に選んだりしていたんだ」「僕は常にとても自立していたね。とても若いときから。9歳か10歳くらいからかな、僕は母親の兄弟と一緒に働いていたんだ。裕福な家庭じゃなかったからね」。
そんなリカルドは昔イギリスのロックバンド、ザ・キュアーの大ファンであったためゴシック風メイクをしたり、インパクトのあるファッションをしていたと続けた。「僕は以前、インパクトのある格好をして黒いロングヘアーだったんだ。ザ・キュアーの大ファンだったからね。ゴスメイクもしていたよ。黒のケープやビニールを使ってクレイジーな洋服を作ったりもしていたね。ファッションというよりはゴスだったかな。それからヒップ・ホップのようなセクシーな音楽に興味を持ち始めたりしたよ」。
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