「プラダ」文芸コンテストの受賞者が決定 3次元の新たな文学体験とは!?
「プラダ(PRADA)」が2013年から、アイウェアの新作発表に合わせて開催している、国際的な文学コンテスト「プラダ ジャーナル」の第3回受賞作品が決定した。 イタリアのフェルトリネッリ出版社と、「レイバン」などを手掛ける世界最大のアイウェア企業ルックスオティカとともに創設した「プラダ ジャーナル」では毎年、世界各国から文芸作品を募集している。
第3回の受賞4作品は、松嶋圭の「Conversations with Shadows」、フラヴィオ・ヴィニシウス・モレイラ・コスタの「Lieutenant Marcus」、ビリー・フィリップスの「No Balm in Gilead」、マリア・ローラ・ロドリゲスの「The Hour of the Wolf」。
今回から新たな表現形式を採用し、受賞作品は読み物としてだけでなく、その一節を抜粋して、アメリカの脚本家、クリストファー・シャンミンが2分間の演劇を制作。文学だけでなく、脚本として新たな命を吹き込んでいる。さらに4つのストーリーは、屋内外2つの異なる場所で11人の役者により演じられ、8つの異なる解釈を創り出している。
オフィシャルサイトで公開中の演劇作品は、最新の360度動画によって、オーディエンスが劇中に入り込んだかのような疑似体験を可能に。デジタル空間の中で、シーンを動かしながらセットを探索したり、視点を変えたりすることができる。
また、スペースバーをタップしたり、モバイル機器を振ったりすることで、パフォーマンスの最中にシーンを切り替えることも。それぞれのストーリーをどの視点で見るか、オーディエンス自らが選択できるユニークな試みが行われている。
受賞者のプロフィールや作品、および「プラダ ジャーナル・アイウェア コレクション」の詳細などは、オフィシャルサイト からチェック。2次元のストーリーから3次元のステージに発展した、「プラダ ジャーナル」の文学作品をぜひ体験してみて。
第3回プラダ ジャーナル文芸コンテスト HP/www.prada.com/journal
Text:Anri Murakami