シャネル、ウディ・アレン監督作『カフェ・ソサエティ』衣装に復刻版を提供
ウディ・アレン(Woody Allen)監督最新作『カフェ・ソサエティ』に出演するクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)のために、シャネル(Chanel)が過去の衣装を復刻させた。
クリステン演じるボニー役の1930年代のクラシックな衣装を用意するため、シャネルが衣装提供していることが明らかになっていたが、今回本作品の衣装デザイナー、スージー・ベインジガー(Suzy Benzinger)がシャネルとのコラボの様子をテレグラフ・オンラインに語った。「シャネルは本当に協力的でした。パリに行き、クリステン(の役)の容姿を決めるためにシャネルのアーカイブに目を通しました」「あれは、地球上で最も素晴らしい歴史の授業でしたね。クリステンがシャネルと仕事したからではなく、私の調べではニューヨークに店を持っていなかった当時でさえシャネルはヴォーグ誌に常に登場していたからだったんです」。ファッション業界のデザイナー達がアレン監督に協力したのは今回が初めてではなく、2013年作『ブルージャスミン』の中でケイト・ブランシェットはシャネルの白のツイードジャケットを着ていた。 さらにスージーは、シャネルのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がアラン監督のことを理解していることから、多くの時間を割く映画の仕事であってもそのオファーを断ることはないと分析する。「シャネルはウディに対し決してノーとは言いません。彼らは本当に寛大で親切です。ウディとファッション業界の関係で面白いのは、業界がウディを理解しているところなんです。こういうデザイナーたちは1年に4回デザインしますが、ウディと仕事するときはずっと働きづめで外に出ることはないくらいなのです。そこはカール(ラガーフェルド)も同じなんです」「カールは才能ある人ですし、午後12時までにスケッチと材料見本があがるんです。ウディも同じような感じなんです」「ウディはワーカホリックですね。書いて、編集して、監督して、曲を作って、全部やってます。ファッション業界の人はそれを理解していますよね。すべては素晴らしく美しい、でもそこには多くの時間が費やされていると」。 ©BANG Media International
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