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「ニットの女王」ソニア・リキエル、86歳で死去
Sonia Rykiel
「ニットの女王」の異名を持つ仏ファッションデザイナーのソニア・リキエル(Sonia Rykiel)が86歳で死去した。
ソニアが25日(木)朝、パーキンソン病との長年に渡る闘病の末に亡くなったことを娘のナタリーが認めた。ナタリーはWWDに「母は午前5時、パリの自宅でパーキンソン病の影響により息を引き取りました」と母の訃報を伝えた。1962年にマタニティ用のセーターのデザインを始め、1968年に自身の名を冠したブランドの第1号店をオープンさせたソ二アは、2009年にはファッション業界を40年間牽引してきた功績を称えられレジオンドヌール勲章を受章した。
以前はパーキンソン病を患っていることを周囲やファンにも秘密にしていたソ二アだが、2012年に本の中で公表した。長年悩まされたその病気により人気を博していたファッションコレクションのデザインを手掛けることができなくなっていたものの、ブランドの社長は続けていた。1995年に同ブランドのアーティスティック・ディレクターとCEOに就任し、その後2007年に社長の座についたナタリーが今後もブランドに残り、一方現アーティスティック・ディレクターのジュリー・ドゥ・リブランが来月のパリ・コレクションへの発表に向けて引き続き準備を進めていくという。
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