スチュアート・ワイツマン、
クリエイティブ・ディレクターを退任へ
スチュアート・ワイツマン(Stuart Weitzman)が自身の名を冠したブランドのクリエイティブ・ディレクターを退任することになった。
1960年代に父親の事業セイモア・シューズで靴のデザインを始め、その後約30年に渡って自身のシューズブランドを率いて成功を収めてきたスチュアートが第一線から退く意向を明らかにした。退任後もスチュアートは同ブランドの会長としてとどまり、後任クリエイティブ・ディレクターはジョヴァンニ・モレッリが務めることになるとElle.comは伝えている。とはいえジョバンニが正式に後任に就任するのは来年5月5日となり、スチュアートの退任はまだ先のことになるようだ。 昨年3月から革製品を中心に展開するロエベでもレザーグッズのデザイン・ディレクターを務めているスチュアートは、ジョバンニの手により自身のブランドの持つ「独自のDNA」が引き継がれていくことを願っているという。「我々はジョバンニの中に、彼の現代のクリエイティブのビジョンを反映させながらもブランドの持つ独自のDNAを引き継いでいくクリエイティブ・ディレクターの素質を見出しました」「ジョバンニはディテール、質、職人技にこだわりを持っているところや、新しいデザインに常に挑戦するその現代的な感受性において一目おかれています」とスチュアートはジョバンニに期待を寄せる。 一方のジョバンニは、これまでビヨンセ、シアラ、レイチェル・マクアダムスといったセレブにも愛されているスチュアート・ワイツマンのブランドに身を置き、その伝統を続けていきたいと意気込みを語っている。「スチュアート・ワイツマンの美しい靴は、素晴らしいデザインと最高の履き心地の両方を実現していることで、世界中の女性の心を掴んでいます」「忠誠心の高い顧客を持つ源となったブランドのカルチャーとその理念を守りながら、ブランドの言葉と達成をさらに拡大していくのを楽しみにしています」。 ©BANG Media International
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