IMA galleryで石橋英之と水谷吉法の写真展が同時開催
六本木のIMA galleryにて、写真家石橋英之と水谷吉法の個展を同時開催している。9月24日(土)まで。
石橋英之はフランス北部のリールを拠点に、ファウンドフォトを使ったコラージュやアプロプリエーションの手法を用いた作品を制作する作家。蚤の市で購入した古写真やポストカードの断片を精巧に繋ぎ合わせた旧作の「Présage」に加え、本展では、アメリカ人女流詩人が自身の恋愛経験を綴った私的な詩から着想を得て、インターネットのイメージを用いて架空の男性を具象化させた新作シリーズ「Connotations」を発表する。
水谷吉法は東京近郊に異常繁殖した川鵜を追った新作『HANON』の写真集刊行記念展を開催。ライムグリーンのインコの大群を撮影した代表作『TOKYO PARROTS』の続編となるこちらのシリーズでは、東京の空に架かる電線を占拠する川鵜が、まるで譜面に並ぶ音符記号のように浮かび上がったものなど、白と黒のモノトーンの色調で表現されたグラフィカルな構図の作品が並ぶ。
石橋英之「Présage / Connotations」
水谷吉法写真集『HANON』刊行記念展
会期/2016年7月29日(金) ~ 2016年9月24日(土)
会場/IMA CONCEPT STORE
住所/東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
時間/11:00~19:00
休廊日/月曜・日曜・祝日
※8月11日(木・祝)~8月15日(月)は夏期休暇のため休館。
TEL/03-5572-7144
URL/imaonline.jp
Text:Ai Kiyabu