「ボッテガ・ヴェネタ」トーマス・マイヤークリエイティブ・ディレクター就任15周年
2016年6月9日、「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーの就任15周年を祝したイベントが開催され、ディナーイベントに俳優やモデル、文化人など多くのゲストが駆けつけた。
2001年より「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるトーマス・マイヤーが就任15周年を記念して来日。一夜限りのディナーイベントが催された。舞台は隈研吾が監修した東京、天王洲エリアにある自然美と都市美を一体化させたデザインの水上施設。長谷川京子、柴咲コウをはじめ、「ボッテガ・ヴェネタ」を長年支えてきたゲストたちが招待された。
建築に造詣が深いことでも知られるトーマス・マイヤーは、「ボッテガ・ヴェネタ」を通してこれまでも日本のモダニズム建築の継承と関心を高める活動を行ってきた。2014年にはホテルオークラ東京が存続の危機に瀕していることを知り、建築やアート、デザイン業界をはじめとするさまざまな分野からホテルオークラ東京のファンを集め、同ホテルを称えるプロジェクトも始動。この活動は、「ボッテガ・ヴェネタ」の文化やアートに対する真摯な姿勢、そしてブランドの中核を成すデザインとクラフツマンシップの創造的なコラボレーションを深いところで結びついてる。そんな彼ならではの会場選びにも注目が集まった。
また、今年は「ボッテガ・ヴェネタ」にとってイタリア・ヴェネト地方のヴィチェンツァで誕生してから創立50周年というもう一つの大きな節目。このスペシャルイヤーの祝福の意味も込め、9月のミラノ・ファッションウィーク期間中、ウィメンズとメンズの2017年春夏コレクションを特別会場で同時発表する予定となっている。
長谷川京子、柴咲コウの会場スナップ
Photo:Bottega Veneta
Text:Yukiko Shinmura